台風14号 18日~19日頃に沖縄に接近 23日にかけての3連休は秋雨前線で大雨
20日頃 低気圧発達 北日本で荒れた天気のおそれ
19日にかけては晴れる所が多く、東海から九州は猛暑日(最高気温が35℃以上)が続くでしょう。9月半ばとは思えない記録的な暑さになる所もありそうです。東京都心でも猛暑日になる日があり、猛暑日最晩記録を更新する可能性があります(これまでの記録9月12日)。 屋外で作業される方や、運動会の練習など屋外で活動する際は、夏場と同様の熱中症対策を行ってください。 また、午後は晴れる所でも、にわか雨や雷雨の可能性がありますので、天気の急変にご注意ください。 19日は北海道の西から前線を伴った低気圧が近づき、20日頃にかけてオホーツク海で発達する見通しです。北日本付近は一時的に西高東低の冬型の気圧配置になり、上空にはこの時期としては強い寒気が流れ込むでしょう。 北海道や東北では断続的に雨で、北海道の標高の高い山岳からは雪の便りが届くかもしれません。風も強まり、荒れた天気になるおそれもあります。
23日にかけての3連休 東・西日本の太平洋側を中心に大雨のおそれ
20日頃からは、本州付近に秋雨前線が停滞しやすいでしょう。台風14号とは別に「新たな熱帯擾乱(台風あるいは熱帯低気圧)」が発生し、前線に向かって「熱帯由来の暖かく湿った空気」が流れ込むため、前線の活動が活発になることも考えられます。 23日(振替休日)にかけての3連休は雨の降る所が多く、前線に近い所では発達した雨雲がかかりやすいでしょう。東・西日本の太平洋側を中心に雨の量が多くなるおそれがあります。 屋外でのレジャーやイベントを予定されている方は、最新の気象情報を確認するようにしてください。 東海から九州、沖縄では、日差しが少ない日でも30℃くらいまで上がり、蒸し暑いでしょう。一方、秋雨前線の北側に入る関東や北陸、東北では、厳しい暑さは収まりそうです。 北海道では秋晴れが続いて、次の3連休は行楽日和になるでしょう。
24日以降 スッキリしない天気 蒸し暑さ続く
24日以降も秋雨前線や湿った空気の影響で、曇りや雨の日が多いでしょう。日差しの出る日も、にわか雨や雷雨の可能性があります。 この期間の最高気温は平年より高い日が多く、特に東海から九州、沖縄では30℃前後まで上がるでしょう。9月も終わりに近づいていますが、ムシムシとした不快な暑さになる日もありそうです。関東も25℃以上の夏日が多く、蒸し暑さが続きます。 北海道では22℃前後で、秋の訪れを実感することができるでしょう。
日本気象協会 本社 岡本 朋子