監督が代わったオーストラリアは日本戦で慎重な戦いになる? 気になる新戦術「攻撃的なチームにすると約束したが……」
アウェイの日本戦では勝ち点1を狙う戦いになるか
2026ワールドカップ・アジア最終予選開幕から結果が出なかったオーストラリア代表は、指揮官グラハム・アーノルドを解任。この10月よりトニー・ポポヴィッチを迎えた新体制がスタートする。 ポポヴィッチは攻撃的なサッカーを見せたいと表明しているが、豪『The Roar』はそうなる可能性は低いと見ている。より慎重な戦いが展開されると見ており、比較対象としてポルトガル代表をEURO2016制覇に導いたフェルナンデス・サントスの戦い方を例に挙げている。 「ポポヴィッチはオーストラリアをより攻撃的なチームにすると約束したが、これまでの実績を考えれば逆の結果になるのではないか。より深い位置から守備を開始し、そこから攻撃チャンスをうかがうスタイルとなるだろう。オーストラリア代表の戦いは少々退屈になるかもしれないが、アーノルドの下で連携が取れていなかったことを考えれば、プラスに働くだろう」 「ポポヴィッチはサントスと似て、戦術面で保守的との見方がある。両者とも4バックを中心にセーフティな戦いを優先する特長がある。サントスがポルトガル代表で見せた戦いは時にサポーターをイライラさせたが、粘り強い戦いで成功を収めた。オーストラリアにとってポポヴィッチは最も安全な選択肢となったのだろうが、ポルトガルのように報われるかは時が経てば分かる」 まずオーストラリアは10日にホームで中国代表と戦い、その後15日に埼玉スタジアム2002で日本代表との対戦を迎える。ポポヴィッチのプランとしては、中国戦で確実に勝ち点3を奪い、アウェイの日本戦では勝ち点1を拾えればといったところだろうか。日本がボールを支配する展開が予想されるが、一発のカウンターには要注意だ。
構成/ザ・ワールド編集部