「オジサン、まだクールビズじゃあダメダメでしょう」知らないとバカにされるスーツの衣替え
季節の変わり目、スーツだけ衣替えしないなんてもったいない!
秋が近づき衣替えの時期になりました。休日に着る服は考えていても、スーツはそのまま着回してしまっているという方いるのではないでしょうか。 イケオジは知っている、ウールとキュプラの違い。秋のスーツ選び「店員の話がスッと入ってくる基礎知識を教えます」 実はそれは大間違い。スーツにも夏物と冬物があり、衣替えが必須。衣替えの有無で快適さと着こなしに大きな差が生まれます。 ではスーツの衣替えに適した時期はいつなのか。 それがなんと今!クールビズが終わり始める9月下旬から10月上旬にかけてがスーツの衣替えのベストタイミングです。 そこで今回はスーツの夏物と冬物の違いを解説。この記事を参考に衣替えの準備をしてみては。
(1)夏物と冬物のスーツの見分け方
夏物、冬物といってもそもそも何が違うのか、どう見分けたらよいのか分からない方も多いのではないでしょうか。 一番簡単な見分け方は「スーツの上着の背中部分に裏地がついていたら冬物、ついていなければ夏物」とする見分け方です。ただこの見分け方だと必ずしも正しいとは限らないのが注意したいポイント。
より確実に見分けたい場合はスーツの生地の織り方を観察してみましょう。夏物は通気性の良い「平織り」であることがほとんど。一方で冬物は保温性が高い「綾織り」であることが多いです。 見分け方は平らな場所に置いたときに右上がりにうねが入っているものが「綾織り」、入っておらず平らなものが「平織り」です。
(2)夏物にオススメの生地
夏物と冬物では適している生地も異なります。
夏物はなんといっても涼しさが肝。通気性が良く、汗を吸ってくれるウール素材がオススメ。 具体的には光沢感が特徴的な「モヘア」や強撚糸を使用した「フレスコ」など。共に通気性抜群で、なおかつシワになりにくいので夏場にピッタリです。
(3)冬物にオススメの生地
ではこれからやってくる秋冬に向いている生地にはどんなものがあるのでしょうか。 冬物は起毛した生地が保温性が高くオススメです。
ウールをフェルト状に加工し起毛させた「フランネル」や梳毛糸を使用し織ってから起毛させる「サキソニー」などが代表例。こちらもシワになりにくい耐久性が魅力です。 共に11月中旬以降の肌寒くなった時期がジャストシーズンですが、近年は9月頃から着れる「フランネル」素材のスーツも出てきているよう。 今回はスーツの夏物と冬物の違いとオススメ生地を紹介しました。 スーツの衣替えは快適さの面でも季節感の面でも重要。この記事を参考にスーツの衣替えをしてみてはいかがでしょうか。 TEXT:FORZA STYLE PHOTO:GettyImages