【フラットプレーンV8搭載のPHEV】アストン マーティン・ヴァルハラ 世界限定999台で来年度に生産開始
究極のドライバーズ・スーパーカー
アストン マーティンの最高経営責任者(CEO)であるエイドリアン・ホールマークにとって、ヴァルハラはウルトラ・ラグジュアリー・ハイパフォーマンス・ブランドとしての未来のビジョンを体現するもので、次のように述べている。 「4年前、私たちはアストン マーティンブランドの変革の旅に出ました。長年にわたって築き上げてきた比類のないラグジュアリーの名声に、F1からインスピレーションを得た最先端のテクノロジーと、クラス最高水準のパフォーマンスを融合させ、世界で最も成功を収めるブランドとなることを目指したのです。 次世代スポーツカーが発売以来高い評価を受ける中、アストン マーティン初のミッドエンジンの量産モデルである究極のドライバーズ・スーパーカー、ヴァルハラをポートフォリオに加えました。 スペック上でもサーキットでの走行でも、最もドライバーにフォーカスした、技術的に最も進化したスーパーカーであるヴァルハラは、真のハイパーカー性能を備えながら、公道では他のアストン マーティン車同様、実用性と快適さを実現しています。市場で最もエレガントでエキサイティングな車として設計された、唯一無二の存在です。 究極のハイパーカーであるアストン マーティン・ヴァルキリーの開発や、エイドリアン・ニューウェイとの協業を通じて、私たちは新たな視点で考える方法を学びました。 この知識と新たな手法により、これまでの成功の強みをさらに発展させ、アストン マーティンの新たな歴史の一画を担うヴァルハラを見守るお客様のために、テクノロジー、パフォーマンス、顧客体験において、クラスをリードする企業としての地位を確立することができました」
技術概要
卓越性を追求する飽くなき挑戦により、ヴァルハラの仕様は当初のコンセプトから大幅に進化し、最高出力、ダウンフォース、動的性能において飛躍的な向上を遂げている。 その中心にあるのは、828psを発揮する4LツインターボV8エンジンと、さらに251psを供給する3基の電気モーター(そのうち2基はフロント・アクスルを駆動)が構成するハイブリッド・パワートレインで、クラス最高水準の最高出力1079psと最大トルク112.17kg-mを誇る。 内燃エンジン(ICE)は、1Lあたり207psというアストン マーティン史上最高の比出力を実現。新開発の8速DCTトランスミッションはリア・アクスル駆動力を伝達し、瞬時のシフトタイムとスリリングなシフト特性を提供。 パフォーマンス目標値としては、0-100km/h加速が2.5秒、最高速度は電子制御リミッターにより350km/hに設定される。 革新的なアストン マーティン・ヴァルキリーで得た知見をフィードバックしたアクティブ・エアロダイナミクスにより、600kgを超えるダウンフォースを生み出し、この数値は240km/hで達成され、その後、350km/hの最高速度に至るまで維持されるという。 アクティブ・エアロダイナミクスは、速度が増すにつれてフロントおよびリアウイングの迎角を徐々に小さくすることで、過剰なダウンフォースを「逃がし」ます。これにより、幅広い性能域にわたって空力バランスを一定に保ち、ドライバーは自信に溢れた走行が可能となる。 先進的なインテグレーテッド・ビークル・ダイナミクス・コントロール(IVC)は、サスペンション、ブレーキ、ステアリング、アクティブ・エアロダイナミクス、パワートレイン・システムを監視し、あらゆる状況での最適なパフォーマンスとドライバーとの一体感を実現。 ヴァルハラのドライブモードは4つから選択可能でそれぞれと連動して作動するIVCは、車両の挙動やドライバーの要求を継続して把握し、ダイナミックな特性を調整。 この高度に複雑で洗練されたシステムは、精緻なキャリブレーションにより有機的で自然なドライビング体験を提供し、エフォートレスかつシームレスに性能を高め、パフォーマンスとドライバーエンゲージメントを新たな次元へと引き上げていく。