西武清瀬駅が開業100周年、釈由美子が地元の思い出を語る。中森明菜の新・発車メロディも公開
西武鉄道と清瀬市は6月11日、池袋線清瀬駅で「清瀬駅開業100周年記念式典」を実施した。 【画像】清瀬市 市長 澁谷桂司氏 式典には西武鉄道 取締役会長の後藤高志氏、清瀬市 市長の澁谷桂司氏、清瀬市出身の釈由美子さんのほか、鉄道好きとして知られる中川家・礼二さん、鈴川絢子さんらが出席し、テープカットを行なった。 記念撮影のあとは、澁谷市長を中心に、釈さんとは清瀬市の思い出、礼二さん・鈴川さんとは鉄道ネタや100周年記念グッズについてトークセッションを実施。 釈さんは清瀬にゆかりのあるヒマワリをイメージした衣装で、「最寄り駅は秋津だったのですが、清瀬駅はなんて洗練されていてかっこいいんだろう!と思ってて。清瀬駅に用事ができるとワクワクするので、もう閉店してしまった南口前のジェラート屋さんやスーパーのニチイをよく利用していました」と語った。 続いて鉄道好きの2人と市長が、記念乗車券とよしもとカレーを紹介。よしもとカレーは、吉本興業東京本部の社員食堂「Munch Lunch(マンチランチ)」で最も人気があるメニューで、同社が取り組む地域創生の一環として、全国各地の食材とコラボしている。 今回は清瀬市のスイートコーンを使用。事前に試食したという澁谷市長は、「スパイシーなカレーのなかにもスイートコーンの甘みがいきていて非常においしかったです」と感想を述べた。 また清瀬の思い出について、礼二さんは「西武ライオンズファンなので、よく池袋線に乗って……すみません、清瀬駅は通過してしまいます」と前置きしたうえで、南口から徒歩圏内にあり鉄道ファンが通う理容室「BBつばめ」のエピソードを披露。 「仕事で何度か行かせていただきまして。席座るときに『1番座席の方、こちらにどうぞ』とマイクを使って案内するんですよ。清瀬に来たときはそちらもぜひ利用してみてしてください」とお勧めした。 清瀬駅開業100周年記念乗車券 販売期間:2024年6月11日~8月31日 販売場所:清瀬駅 料金:1セット1500円 セット内容: ・オリジナル台紙 ・記念乗車券2枚(PET券1枚、D型硬券1枚) ・オリジナル駅名標アクリルキーホルダー 販売数:3000セット(1回の購入につき2セットまで) よしもとカレー「東京都清瀬のたっぷりスイートコーン編」 価格:594円 販売場所:西武鉄道オンラインショップ、Cheeky’s store、よしもとエンタメショップ 新宿店/難波店、清瀬市郷土博物館、清瀬市シティプロモーション課(清瀬市役所) 式典後には、澁谷市長と西武鉄道の後藤氏、石神井公園駅 管区長の香月英之氏が登壇し、清瀬市出身である中森明菜さんの楽曲をアレンジした発車メロディを発表。 中森さんとともに、上りホームは朝の利用者に元気を送る「DESIRE -情熱-」を、下りホームは夜に帰宅する利用者を癒やすイメージで「セカンド・ラブ」を選曲したという。あわせて中森さんの直筆メッセージボードも披露した。 清瀬駅 発車メロディ(2024年6月11日~当面の間) 1・2番ホーム(練馬・池袋方面):中森明菜「DESIRE -情熱-」 3・4番ホーム(所沢・飯能方面):中森明菜「セカンド・ラブ」 最後は4番ホームでラッピング車両「清瀬駅開業100周年記念トレイン」の出発式を実施。同車両は2000系・8両編成、池袋線・豊島線・狭山線・西武秩父線で2025年3月31日まで運行する。 車両前面のデザインは清瀬駅開業100周年記念事業実行委員会 委員長の小林純也氏が担当。旧西武鉄道の「2色塗り(黄色と茶色)」復刻車両をベースに、清瀬市のヒマワリ畑を表現したという。 ほかにも、かつて使用されていた行先板をモチーフとした紅白のヘッドマークや100周年記念ロゴマーク、歴代の清瀬駅駅舎、清瀬市公式キャラクター「ニンニンくん」もデザインしており、車内にはトレインギャラリーとして「清瀬駅絵画・写真コンテスト」の入賞作品を掲出している。 列車は香月管区長が「出発進行」と喚呼したのち、礼二さん・鈴川さんの合図で新しい発車メロディ「セカンド・ラブ」が流れ、12時59分に発車した。
トラベル Watch,編集部:丸山花梨