大橋ジム、ロス五輪目指すアマボクサー3人とサポート契約 岡沢「金を取りに行く」
ボクシングの大橋ジムは9日、2028年ロサンゼルス五輪出場を目指すアマチュアの岡沢セオン(INSPA)原田周大(専大)片岡雷斗(千葉・習志野高)とサポート契約を結んだと発表した。3人はスーパーバンタム級の世界4団体統一王者、井上尚弥らが所属する同ジムを拠点に、プロの練習を取り入れ、助言も受けて活動する。井上尚らの試合を生中継してきたNTTドコモの動画配信サービス「Lemino(レミノ)」も協力する。 21年東京、24年パリ両五輪代表で、ウエルター級で世界選手権優勝の実績もある岡沢は「取れなかった(五輪の)金をもう1回取りに行くため、本当にラストチャンスだと思ってやりたい」と力を込め、パリ五輪代表の原田は「4年後に金メダルを取ることに向けて全力でできる」とサポートに感謝した。高校6冠で昨年のアジアユース選手権も制した片岡は「結果で恩返しできるよう、ロスで金メダルを目指して頑張る」と決意を口にした。 アマ出身で1984年ロス五輪出場も目指した大橋ジムの大橋秀行会長は「アマチュアボクシングがあって今の自分、大橋ジムがある。恩返しができたらとずっと考えていた。ボクシング全体が盛り上がると思う」と述べた。