【蒲郡ボート・GⅢクイーンズクライマックス シリーズ戦】香川期待の若手・門田栞が積極果敢な攻めを仕掛ける
蒲郡ボートの「第13回クイーンズクライマックス」は27日、シリーズ戦2日目が行われる。 急成長を見せる讃岐のホープが躍動する。初日5Rの門田栞(24、香川)は、5コースからコンマ15のトップスタートを決めてまくり差し。逃げた金田幸子(岡山)には届かなかったが、道中は冷静に立ち回って3着を確保した。 「全速でスタートをいけたのは大きいですね。集中できていると思います」 今年10月のヴィーナスシリーズは当地初出場ながら予選6走で1勝含む4回の連対で準優進出(6着)。しかも、全10走のうちゼロ台スタートが6回。風が不安定で仕掛けが難しいといわれる当地でしっかり踏み込めているのは強みだ。 タッグを組む63号機はそのヴィーナスSで倉持莉々(東京)が手にして準優勝。近況の動きはそれほど目立たないが、「1マークは体感以上にいいところに出てこられた。回ってからの感じもよかったです」と回り足には好感触を得ている。 一昨年5月にまるがめでデビューして、昨年11月に同じまるがめで初勝利を達成。そして今年はここまで1着32回と地力は急上昇中だ。「徐々に経験値は上がっていると思うけど、自分としてまだまだ」と本人は謙遜するが、鋭いスタートとターンに成長の跡が見える。2、10Rに出場する2日目は、さらなるアピールを狙って若手らしい積極的な攻めを仕掛ける。(立山友基)