妊娠中、義母のストレスで入院した嫁が、病室で聞いた的確すぎる「嫁姑トラブルの対処法」
何かあってはいけないと入院することに
その後も問診は続き、夫が単身赴任状態であるという状況を考慮した医師によって「入院しましょうか」という提案がなされました。1人で何かあってはいけない、そして初産なので1人は不安だろうと判断されたのでしょう。先生、私は1人になれないことがストレスなような気がします。気のせいかもしれませんけれど。 というわけで、待合室で他の妊婦さんに話しかけていた義母に「『妊娠後期高血圧症』と診断されて入院することになりました」と伝えました。 義母はそれはもう心配してくださり、「家のことは任せて。洗濯もするからね。遠慮なく言ってね」と優しいお言葉をかけてくださいました。本当にありがたいことです。今のご時世こんなにお優しい姑さんがいらっしゃるでしょうか。 本来なら自分の親を召喚するところですが、私の両親は遠方に住んでいて、まだまだ現役で仕事中。どうやっても来られません。この時ほど実母を恋しいと思ったことはありません。お母さんになら私のパンツは遠慮なく洗ってもらえるのに……! 取り急ぎ「洗濯はここでもできるそうですし、大丈夫です!絶対安静なわけでもないので……」と伝えてみましたが、義母の耳には届いていませんでした。私がもらった「入院中のしおり」を読み込んでいたからです。もしかしてですが、お義母さんが入院されるんですか? 一通り読み終えた義母は早速「入院のために必要なものを家から持ってくる!」と小走りで駐車場に向かいました。「あっ…お義母さん!私も行きます…」お願いですからパンツは私に選ばせてください。 そんなこんなで始まった入院生活は意外にも快適でした。同室の方は絶対安静の方が多く、全く干渉をしてこられません。言葉を交わすのは連絡事項や来客時の挨拶くらいで、私は本当に静かで穏やかな入院生活のスタートを実感し、満喫していました。 入院開始から3日ほど経った週末。夫が見舞いがてら荷物を持ってやってきました。そういえば、週末もなんやかんやで義母が来ていて、2人きりで過ごす時間は少なかったように思います。 久しぶりの夫との会話を楽しみ、面会時間終了前に持ってきて欲しいものを伝えました。「全然来週で構わないから」と言い添えて。