【3週間で改善する、薬に頼らない便秘解消法】管理栄養士おすすめの便秘に効果的な食べ物と食べ方
日常生活でできる便秘解消法
▼規則正しい生活 腸は神経バランスによってコントロールされている。腸のぜん動運動をコントロールしているのは自律神経。生体リズムが整うと自律神経も整い、便通も整えてくれる。 ▼有酸素運動や体幹エクササイズで腸に刺激を 下腹部の筋肉が弱まると、腸の垂れさがりや変形が起こりやすくなったり、腹圧がかかりにくくなることで直腸まで便を送り出しにくくなり、便秘になりやすくなる。腹筋運動、腹式呼吸、ストレッチなど、腸を刺激して動かすことが大切。また、ウォーキングなどの有酸素運動は血行が良くなり、腸の動きを活性化する効果に期待ができる。 ▼おなかのマッサージ、ストレッチ 腸が冷えると動きが悪くなるため、老廃物がたまりやすくなり、便秘になりやすくなる。マッサージやストレッチで体を温めながらリラックスすることも大切。湯舟に浸かったり、みそ汁などを飲んで温めることも大切。マッサージで直接腸を刺激して、腸の動きを良くすることも、便秘解消におすすめ。 ▼ストレスを減らして自律神経のバランスを整える ストレスを感じると自律神経が影響を受けるため、大腸のリズムが乱れて便秘になりやすくなる。ストレスや強い緊張状態が続くと、腸のぜん動運動が鈍る。 ▼我慢は禁物!そして便意がなくてもトイレに行く習慣を 便意を我慢することが多いと、徐々に便意を感じにくくなり、内肛門括約筋(便が溜まると内肛門括約筋が緩み、排便が促される)が緩まず排便しにくくなる。たとえ便意がなくても、朝食後にはトイレに行く習慣をつけよう。 ▼睡眠不足を避ける 寝ている空腹時に、腸のぜん動運動も活発になり、食べ物の残りカスや有害な細菌などを外へ送り出す掃除を行っているため、睡眠不足が続くと老廃物がたまって便秘になりやすくなる。睡眠をしっかりとることで、自律神経が整い、腸の動きも活発になる。 ▼抗菌・滅菌しすぎない 腸内細菌の多様性も重要。多種多様な菌が存在することで細菌が協力して働く。過剰な衛生管理は、多様な菌に触れる機会を少なくしてしまう。自然環境や日常生活のなかで多様な菌に触れる機会も大切。