「やりたい仕事が見つかるまではフリーターやる」という大卒間近の息子。 「就職浪人」させた方が長期的なコスパはよいでしょうか…。
働き方が多様化する現代は条件だけにこだわらず「自分に合う仕事を探したい」と考える人もいるでしょう。もし大学卒業間近の子どもが新卒で就職せず、やりたいことを探すため「フリーターになる」という場合、親として応援すべきか就職浪人を提案すべきか、判断に悩む人もいるかもしれません。 そこで、この記事では就職浪人の概要やメリット・デメリット、フリーターと就職浪人どちらにすべきかについて解説します。
そもそも就職浪人とは?
就職浪人とは、一般的に大学卒業前に就職先が決定せず、卒業後に就職活動を続ける状態や人をいいます。在学中に就職活動をしたものの内定が出なかったケースをはじめ、内定が出ていても辞退したケース、卒業後初めて就職活動を始めるケースなども含まれます。
就職浪人のメリット・デメリット
子どもがフリーターになることを希望していると、親は「いっそ就職浪人をさせるべきか」と悩む人もいるかもしれません。しかし、就職浪人にはメリットとデメリットの両方があります。ここでは、その詳細を見ていきましょう。 ■就職浪人のメリット 就職浪人は「就職活動の時間を十分に確保できる」ことが最大のメリットです。就職浪人は大学に通う必要もなく、アルバイトなどもしていなければ、十分な時間を就職活動にあてられます。時間を有効活用し、効率的に就職を目指せるでしょう。 また、時間に余裕ができることも多く、自分を見つめ直すきっかけを作れます。将来のビジョンや就職の目的など、じっくりと落ち着いて自身のキャリアを考えられます。 ■就職浪人のデメリット 企業によっては新卒として就職しなかったことや、就職浪人をしていることをマイナスに捉えるケースがあります。採用面接では就職浪人になった理由を自らの口できちんと説明できるようにする必要があるでしょう。 また、就職浪人をしている期間中は時間があり、堕落した生活を送ってしまう可能性もあります。就職のために資格取得を目指して勉強するなど、時間の使い方が重要になるでしょう。