1人暮らしで毎日ご飯に「納豆+キムチ」を食べています。用意は楽ですが、栄養的にはNGでしょうか?
1人暮らしでは何かと面倒に感じてしまうことが多い自炊。とはいえ外食や弁当だと食費が高くなってしまうので、ご飯に納豆とキムチを乗せて食べているけど、節約になっているのか。栄養は足りているのかと疑問に思う人もいるかもしれません。 本記事では「1人暮らしの食費平均」について解説するとともに、納豆キムチご飯は食費的・栄養面的にどうなのかを解説します。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
1人暮らしの食費平均は?
1人暮らしの場合の食費の平均とはどのくらいなのかを確認していきましょう。総務省の「2023年 家計調査」によると、1人暮らしの1ヶ月の食費の平均は4万2049円です。図表1は年代別の平均食費金額です。
<図表1> 総務省 家計調査 家計収支編 単身世帯 2023年より筆者作成 34歳以下の場合は3万9000円ほどの食費となっており、他の年齢層と比較すると一番食費がかかっていない年代となっていることが分かります。 一番食費が高くなっている35歳~59歳の場合でも食費を5万円以上かけていないことになります。 1食分はどのくらいなのかを計算してみましょう。1人暮らしの1ヶ月の食費「4万2049円÷90回(1ヶ月の日数30日×朝昼晩の3回)=467円」となり、1人暮らしの人は1食当たり約460円に押さえていることが分かります。
自宅で炊いたご飯+キムチ+納豆はいくら? 節約になってる?
キムチ+納豆+ご飯が一体いくらかかっているのかを計算してみましょう。今回は大象(デサン)ジャパン株式会社の宗家キムチを20g、ミツカンのくめ納豆1パック、ご飯は茶わん1杯を想定します。食費は図表2の通りです。
<図表2> 大象(デサン)ジャパン株式会社・株式会社 Mizkan・JA全農兵庫を参考に筆者作成 140円という値段は、1人暮らしの1食分の平均460円より320円も押さえられており、かなり節約されていることが分かります。 この差は1ヶ月にすると9600円、1年にすると11万6800円に広がっていくことを考えると、とても節約志向の高いメニューだといえるでしょう。