血管年齢を若返らせる!薬剤師に聞いた「気軽にできるアンチエイジング方法」4選|美ST
肌にハリがないように感じることはありませんか?「季節の変わり目や気温差のせい」と思っていても、実は別のところに原因があるかもしれません。そのひとつが、肌年齢以上に重要な「血管年齢」。今回は血管年齢を若返らせる血管のアンチエイジングについて紹介します。
1.「血管年齢が若い」ってどういうこと?
「血管年齢」とは血管の若さを示す年齢。実年齢とは異なり、20代でも血管年齢が50代の場合もあれば、逆に中年でも血管年齢は実年齢より若い場合もあります。 血管年齢の若い血管は弾力もありしなやか。反対に、血管年齢が老いてしまうと血管が硬く血流が悪くなり、それがさまざまな不調の原因に。脳出血や脳梗塞、心筋梗塞など、命に関わる重大な病気を引き起こす原因になる場合もあります。 そこで重要になるのが血管のアンチエイジング。血管を若返らせて血流を良くすることが、生活習慣病を予防して健康寿命を伸ばすことにつながります。 また、血管のアンチエイジングによって肌ツヤが良くなるなど、見た目の美容効果も期待できるのです!
2.血管年齢を調べてみよう
血管年齢は、病院の検査で測定することができます。循環器内科などで調べてもらうことが可能です。 血管年齢の測定方法は「血圧脈波検査」です。拍動の伝わり方の速さを調べる「PWV(脈波伝播速度)検査」、上腕と足首の血圧を測定し動脈の詰まり具合を調べる「ABI(足関節上腕血圧比)検査」、そして心臓から足首までの動脈の弾性の指標を調べる「CAVI(心臓足首血管指数)検査」があります。 さらに首に超音波を当て、動脈硬化の状態や血管壁の詰まり具合を診る「頸動脈エコー検査」もあります。
3.血管を若返らせるためにできることは?
ここからは血管の老化を防ぐためにおすすめのケアをご紹介します。
①適切な栄養を摂取する アメリカの研究では、血管の老化予防には野菜、果物、全粒穀物、豆類を多く食べ、ナッツは適度に食べることが推奨されています。若々しい血管作りをサポートするための食材には以下のものがあります。 ・サンマ ・アジ ・納豆 ・トマト 魚類や大豆製品は、血管を作るために欠かせないタンパク質が豊富。また、トマトに多く含まれる赤い色素のリコピンは抗酸化作用が期待できます。 逆に、摂取を控えるべきものとして、飽和脂肪酸、固形脂肪、ナトリウム、砂糖、精製穀物が挙げられています。 また、塩分の摂りすぎにも気をつけて。塩分の摂取により血圧が上昇すると、血管の内皮細胞が傷付いて、動脈硬化リスクを上昇させます。加工食品や食事の偏りは避け、バランスのいい食事を心がけましょう。