岩谷麻優が渡辺桃を退けIWGP女子8度目防衛成功でAZMと1.4東京ドーム対決へ意欲「みんな凄いベルトだってわかってくれたでしょ?」
「桃、凶器とかも使わずに10周年、10年間の渡辺桃の全てをぶつけてくれた」
新日本プロレスとスターダムの合同興行『Historic X-over Ⅱ』が11月17日、大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)で開催された。この特別な夜には、ミックスドタッグマッチ、男女混合によるKOPW争奪戦、そしてIWGP女子王座戦など、注目のカードが揃い、観客を魅了した。 【動画】渡辺桃がバットを手放し堂々とIWGP女子王者・岩谷麻優に迫る 『Historic X-over Ⅱ』 日時:2024年11月17日 (日) 14:30開場16:00開始 会場:大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪) セミファイナルでは、IWGP女子王者・岩谷麻優が8度目の防衛戦で渡辺桃を迎撃。両者は過去にも数多くの名勝負を繰り広げてきたが、今回の一戦は特に高い注目を集めた。 挑戦者の渡辺は10月の新宿大会で挑戦を要求し、「汚名返上のチャンスをくれてやる」と強気な言葉で岩谷を挑発。一方の岩谷は「このベルトの価値と自分の強さを叩き込む」と自信を示し、両者の戦いは一層注目を集めた。 試合が始まると、渡辺は黒いバットを手にし、新たなコスチュームで登場。岩谷もベルトを手に堂々と花道を進んだ。試合序盤から激しい攻防が展開され、渡辺はH.A.T.E.のメンバーを活用した場外攻撃で優位に立つ場面を作った。フェンスへの叩きつけや観客席への投げ込みなど、岩谷に休む隙を与えなかった。 しかし、岩谷も持ち前の粘り強さを発揮。トペ・スイシーダやドラゴンスクリューなど、多彩な技を繰り出し、次第に試合のペースを掴んでいく。終盤には、渡辺が必殺技のピーチ・サンダーを繰り出し勝利を狙うも、岩谷は執念でこれをキックアウト。逆に二段式ドラゴンスープレックスホールドを炸裂させ、ついに3カウントを奪い取った。 試合後、岩谷はマイクを握り、「渡辺桃、きつかった。10周年、おめでとう。桃の強さが身にしみてわかりました」と挑戦者の健闘を称賛。対する渡辺は「テメーはな、私の10年をもってしても倒せねえんだよ!また10年後、いや50年後、100年後!テメーの事、必ず超えるからよ!」と岩谷超えを改めて宣言。 そして岩谷は「今年の1.4東京ドームに出られなかった悔しさを晴らすため、来年はこのベルトを懸けて試合がしたい」と訴え、場内から大きな拍手を受けた。 そしてその場に登場したのはAZM。岩谷に挑戦を表明し、「1.4、王者・岩谷麻優vs挑戦者AZM」のカードが事実上成立した。岩谷も「AZMとこのベルトを懸けて1.4、やりたいです!」と快諾し、両者は固い握手を交わした。 この合同興行は、スターダムと新日本プロレスの新たな可能性を示すと同時に、IWGP女子王座の価値をさらに高めた。来年の1.4東京ドームで繰り広げられるであろう新たな戦いは、多くのファンにとって見逃せない一戦となるに違いない。 ■試合後バックステージコメント 岩谷「(※用意されたイスに座り)IWGP、(※ベルトを肩にかけて)IWGP、V8達成することができました。今年に入って、1.4の朱里から始まり、今日の渡辺桃戦まで、このIWGPのベルトの価値を上げました。いや、このベルトに関わってくれたみんなが、このベルトの価値を上げてくれた。そして今日、この『X-over』で無事に防衛して、今年は無茶苦茶悔しかった1.4東京ドーム。来年はこのベルトを懸けてやりたい。本当にその目標を叶えるつもりで1年間闘ってきて、今日、本当に勝てて良かった。桃、凶器とかも使わずに10周年、10年間の渡辺桃の全てをぶつけてくれた。今日はまぐれで、いや次闘う時はもっと桃も強くなってると思うけど、自分はこれからも高い壁でい続ける。そしてこのベルトの最多防衛を岩谷麻優が作って、歴史に名を刻む。このベルトの価値、(※ベルトを見せながら)みんな凄いベルトだってわかってくれたでしょ? 文句ないでしょ? 試合で見せつけてきた。どんな逆境も跳ね除けてきた。その全てを1.4で出す。もう頭が働かない。何言ってんのかわかんないけど、今日はベルトが防衛できて本当に嬉しい。皆さんの応援のおかげ。本当にありがとうございました。これからも目を離さないで、いや目を離させないようにするので、これからもチェキラ!」 AZM「はい、今、IWGP女子に挑戦を表明してきたんですけども、あんな試合を見せられた後に、体が動かないわけがないし、言い方悪いですけど、ずっと順番譲ってきた。けど、私が今挑戦しないと誰かに獲られてしまうって、そう思ったし、私が挑戦しないと意味がない。まぁね、1.4東京ドーム決まりました(※と言って、自分で拍手)。間近でね、岡田社長がOKしました。私ね、東京ドーム、思い出がたくさんあるんですけど、IWGP女子2度目の挑戦。誰もが欲しいあのベルト、そして誰もがあの地位が欲しいスターダムのアイコン。ダブルで私が獲って、スターダムのテッペンに立つんで、楽しみにしていてください」 ※渡辺はノーコメント <写真提供:新日本プロレス>
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