バイデン撤退の民主党を尻目に銃撃からも生還、絶好調で"ほぼ確トラ"に? 超リアル予測!! 「帰ってきたトランプ」2期目は何する!?
現職として挑んだ4年前の大統領選での敗退、その後の醜態、そして数々の裁判......。一度は「終わった」と思われたあの暴れん坊が、数々の強運も味方にして再び主役の座に躍り出た。 【写真】星条旗をバックに流血しながら拳を突き上げるトランプ 11月5日に再選されれば4年ぶりのトランプ政権発足となるが、2期目はいったい何をしようとしているのか? * * * ■銃撃からの生還で共和党内は盤石に 現職の民主党・バイデン大統領がたびたび言葉に詰まるなど不安を露呈した6月27日(現地時間、以下同)の第1回大統領候補テレビ討論会からの3週間、追い風はことごとく共和党候補のトランプ前大統領に吹いた。 前回大統領選の結果を覆そうとした事件、不倫口止め料事件、機密文書持ち出し事件の裁判が次々とトランプに有利な経過をたどり、そして衝撃の暗殺未遂からの復活、共和党全国大会の大成功。一時は〝ほぼトラ〟〝確トラ〟といった言葉も飛び交った。 アメリカ政治、外交・安全保障に詳しい明海大学教授の小谷哲男氏が解説する。 「もともと共和党の中でトランプ氏の岩盤支持層は3割ほどといわれており、5割前後が伝統的な共和党支持者、残り1、2割は〝ネバー・トランプ(トランプだけはイヤ)〟な人たちです。しかし、銃撃を受けた直後、流血しながら拳を突き上げた姿は、多くの共和党員・共和党支持者に強い印象を与えました。 まだ具体的なデータは出ていませんが、感覚的には5割の伝統的共和党員のうち1、2割がトランプの岩盤支持層に流れ、ネバー・トランプ派からも一部、トランプに投票しようという人が出てもおかしくないという印象です」 共和党内の結束はもはや盤石。バイデン大統領が撤退し、相手がハリス副大統領になることで大統領選の行方は読みづらくなったが、少なくとも11月5日の投票日まで、選挙戦がトランプを軸に展開していくことは間違いなさそうだ。 第1期トランプ政権では、TPP(環太平洋連携協定)脱退、気候変動に関するパリ協定からの離脱、北朝鮮・金正恩総書記との3回の首脳会談、中国との経済戦争といったトピックがあった。もし大統領に返り咲いた場合、2期目はいったい何をするのか?