“三笘薫の同僚”が標高4100メートルの敵地でゴラッソ「ボリビアはホームで強いとわかっていたけど…」
FIFAワールドカップ26南米予選第12節が19日に行われ、パラグアイ代表が敵地でボリビア代表と対戦。ブライトン(イングランド)で日本代表FW三笘薫とともにプレーするパラグアイ代表MFフリオ・エンシソが試合終了間際に劇的同点ゴールを決めた喜びのコメントを同日、パラグアイメディアの『ABCコロール』などが報じた。 【動画】エンシソのゴラッソとボリビア代表とパラグアイ代表のハイライト 標高4100メートルの『エル・アルト』で行われたこの試合は、15分、スルーパスに反応したボリビアのMFエルビン・バカ(ボリーバル/ボリビア)がペナルティエリア内で左足を振り抜き先制に成功。71分にパラグアイが左サイドからゴール中央に向かってパスをつなぎ、最後はMFミゲル・アルミロン(ニューカッスル/イングランド)が押し込んでスコアを1-1の同点とした。 しかしボリビアは80分にミゲル・テルセーロス(サントス/ブラジル)がゴール右隅にPKを決めパラグアイを突き放す。 そして試合はこのまま2-1で終了するかと思われたが、終了間際にパラグアイがふたたび同点に追いつく。90+1分にエンシソがペナルティエリアの外から右足を振りぬくと、ボールは高速でゴール右サイドに突き刺さり、最終的に2-2のドロー決着となった。この結果、パラグアイ代表はFIFAワールドカップ26出場圏の6位を維持した。 試合後、劇的ゴールを決めたエンシソは「ボリビアはホームで強いとわかっていたけど、僕たちはこの試合で自分たちが成し遂げたことを示すことができた」と、南米の全チームが苦しむ高地のボリビアから勝ち点「1」を持ち帰る喜びを語った。 続けて、「監督は天才だ。そして、チームメートたちの努力は信じられないほど凄い。監督が能力を認めてくれれば、選手が発揮する力は別物になる」と、今年8月にパラグアイ代表監督に就任以降、ブラジル代表戦とアルゼンチン代表戦の勝利を含めた3勝3分けの6試合無敗と、パラグアイ代表を浮上させたグスタボ・アルファロ監督の手腕を称賛した。
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