全国アンケートでわかった好きなおせちランキング。3位は「あわび」、2位は「栗きんとん」、1位は?
5位~2位には今風の一品が抜群の存在感を発揮!
続いては第5位から第2位まで。 ・第5位…ローストビーフ ・第4位…黒豆 ・第3位…アワビ・貝の煮物 ・第2位…栗きんとん・栗の甘露煮 第5位の「ローストビーフ」、最近は和洋折衷おせちも増えているので、その定番としてよく見かけますね。おせちに入っていなくても、オードブルとして楽しんでいる人もいるでしょう。和の舞台で輝く洋の一品、おせちの新たな定番として定着しているようです。 第4位の「黒豆」は、家族みんなが1年をマメに元気に過ごせるようにとの願いが込められた定番。甘さと豆の食感もさることながら、一粒ずつ箸でつまんで口に入れる、のんびりとした所作にも正月らしさがあふれる一品です。 第3位は「アワビ・貝の煮物」。アワビは大きくなるまでに長い年月を経ることから不老長寿の意味合いがあり、貝類はハマグリがぴったり合わさる貝殻が1組だけ=良縁や夫婦円満を表し、トコブシは別名の「フクダメ」から転じて“福がたまるように”の願いが込められるなど、貝によってさまざまな意味や願いを表します。 第2位は大人だけでなく子どもにも大人気の「栗きんとん・栗の甘露煮」。栗きんとんの“きんとん”とは、金の団子や金の布団を意味する「金団」の漢字が当てられること、そしてさつまいもの餡と栗が黄金色に輝くことも合わせ、財や富、金運を得る縁起物とされています。栗の甘露煮も同様に、栗の色味が金を想起させることから、縁起の良い品としておせちの定番に。また、栗は古くから「勝ち栗」とも呼ばれており、勝負運を上げる縁起物となっていることも加えておきます。
栄えある第1位は? 万人が納得の定番オブ定番でした!!
おせち料理ランキングの栄えある第1位に輝いたのは……“海の宝石”こと「数の子」でした! ニシンの卵巣を塩漬けにした縁起物で、沢山の魚卵でできているところから子宝や子孫繁栄を願う意味が込められています。 その歴史はかなり古く、今から450年前の室町時代に第13代将軍・足利義輝に献上されたという記録も。プチプチ&コリコリの食感と独特の旨味&塩気は唯一無二の味わい。おせち料理だけでなく、結納の引き出物として使われることも多い高級品です。
まとめ
残念ながらランクインはならなかったものの、「なます」や「タコの酢の物」、「昆布巻き」や「煮しめ」「イクラ・筋子」といった定番の品は、おせちの重にぜひ忘れずに加えてほしいところ。 また近年は「フォアグラ」「キャビア」といった高級な洋のものも定番になりつつあり、数年後にはランク入りする品がガラッと変わる可能性も。年に一度、お正月のお楽しみである「おせち料理」。ぜひじっくり味わって、美味しく縁起良く新年を迎えましょう。