小池都知事が定例会見2月5日(全文1)ポイントはやはりテレワーク
東京都の小池百合子知事は5日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「小池都知事「森会長から電話あった。都としてできることをやっていく」(2021年2月5日)」に対応しております。 【動画】小池都知事「森会長から電話あった。都としてできることをやっていく」(2021年2月5日) ◇ ◇
夜の人の流れは確実に減少
共同通信:では小池知事の定例記者会見を始めさせていただきます。2月幹事、共同通信の興梠です。よろしくお願いします。それでは冒頭、知事よりお願いします。 小池:まずコロナからであります。2月2日、国におきまして緊急事態宣言の延長決定でありまして、これを都が受けまして緊急事態の措置などを3月7日まで延長しまして、都民・事業者の皆さま、本当にご苦労を続けてお願いすることになるんですが、緊急事態宣言は引き続き行う。そして都としての措置を取っていくということです。 この間、夜間の滞留人口、夜の人の流れをずっと見ておりますけれども、確実に減少してきております。その成果が新規陽性者数、タイムラグはありますけれども、そこは新規の陽性者数にも表れている。逆に言いますと、今ここで手を緩めるとまた2週間後、そのあとに増加に転じる恐れがある。そういう例はこれまでいろんな都市で、また、これまでのいろんな時期で見てきたわけであります。そこでこの現象の流れを継続してさらに強めていくということで、1つの目安でございます7日間平均を7割以下に抑えること。そしてまた、出勤者数を7割削減するということで、7日間平均の7割削減、出勤者数の7割削減、これを目安に都民・事業者の皆さま方に、さらにお願いをしているところであります。
もうだらだら続けるわけにいかない
きのうの時点の7日間平均、移動平均を見ますと661.3人でありまして、これを前の週と比較するとまさに7割以下で、67.0と、7割以下であります。ただ、ここだけではなく、きのうのモニタリング会議でも専門家からのご指摘がございました。高齢者層への感染拡大が続いているということ。そして入院患者などの減少の兆しはまだ見られていないというようなご指摘をいただいたわけであります。 感染状況、医療提供体制でありますが、引き続き共に最高レベル、赤にとどまっております。医療現場を守り、そしてまた都民の皆さんの命を守るということでありまして、このタイムラグがあるというのがなかなか難しいところではありますけれども、ここで気を緩めないでいただきたい。そしてこの意識を皆さんと共有していきたいと、このように思います。ずっと1年間こればっかり申し上げてて恐縮でございますけれども、もうだらだらと続けるわけにいかない。人の命もそうです。そして経済の命もそうであります。どうぞ引き続きのご協力をお願い申し上げます。 そして今、夜間に比べまして、夜間は皆さんのご協力でだいぶ落ち着いてきてはいますけれども、昼間の人の流れが減少していないことが、まだ六百数十人、七百数十人といったような新規陽性者にとどまっているということであります。そこでもう一段の人の流れを抑制する、その徹底をしていくためには、じゃあどうすればいいか。人出が多い昼間の人流を、人の流れを帰宅時間に合わせまして、今どれぐらい人が出てるのかということを、その日の数字をその場で知る。その場でって、ちょっと時間の差がありますけど。それを、人の流れを帰宅時間に合わせて、みんなにお伝えをするということで、駅の周辺にあるデジタルサイネージ、これを活用しまして発信をしていくことにいたします。 対象は主なターミナルで、渋谷、池袋、新橋、4つの駅の周辺にあるサイネージを活用しまして、来週の月曜日、2月8日から順次開始をしてまいります。これはその日の人流の状況を見ることになって、こちら、例えば40%という、去年の1月の人流、それに比べて今日はどうなんだということを帰宅時間のころに、これは知ることができるということであります。