アパートの2階に住んでいますが、妻は室内で「エア縄跳び」をします。振動・騒音対策をしたほうがよい気がするのですが、なにか対策はありますか?
アパートの振動・騒音問題に悩んでいる方は珍しくありません。当事者同士の話し合いがうまくいかないと、大きなトラブルに発展する恐れもあります。2階以上に住んでいて室内で運動をしたい場合、騒音や振動対策は可能なかぎり行ったほうがよいでしょう。 本記事では、アパートで騒音が気になりやすい原因や、費用をおさえて騒音・振動対策を実施する方法を紹介します。 ▼アパートの1階と2階で「家賃」はどれだけ変わる? 1階暮らしのメリット・デメリットも紹介
アパートで騒音が気になりやすい原因は?
アパートは、木造・鉄筋・鉄筋コンクリート等で建てられています。このなかでは鉄筋コンクリートが最も防音性が高く、木造は通気性がよいだけに音や振動を通しやすい傾向があります。しかし、軽量鉄骨も構造によっては騒音や振動が伝わりやすいため、室内で運動したい場合は、まず構造をチェックしましょう。 また、アパートが建っている場所も重要です。閑静な住宅街と夜でも騒がしい繁華街では同じレベルの騒音や振動でも気になったり気になりにくかったりするでしょう。 騒音や振動問題を気にせずアパートで運動したい場合、家賃が高くても防音性が高く、振動が伝わりにくい物件を選ぶことも重要です。
防音マットやカーテンでアパートの騒音・振動をおさえる
現在住んでいるアパートで運動をしたい場合、アパートの騒音や振動をおさえる対策をしておくことが大切です。騒音・振動対策にはさまざまな方法がありますが、個人で行う場合は、数千~数万円で手に入る騒音・防音対策グッズを使うのが一般的です。 本項では、個人で手軽にできて部屋の内装も傷めない防音・騒音対策を紹介します。運動だけでなく、子育て中の方なども参考になるでしょう。 ■防音マット・防音ラグ 防音マットや防音ラグを利用すれば、一定の防音・騒音効果が得られます。防音マットや防音ラグはほしい分だけ切り売りしているところも多く、インターネット通販やホームセンターなどで手軽に手に入ります。値段も部屋の広さなどによりますが、数千円~、高くても数万円です。 敷くだけで防音効果や振動効果を得られるため、建物の内装を傷つけることもありません。エア縄跳びをするときだけ防音効果を得たいならば、部屋全体にマットやラグを敷く必要もないため、安価で対策ができるでしょう。 ■吸音カーテンと併用するとより効果的 吸音カーテンを併用すると、より防音効果が高まります。例えば、アパートが古く普通に歩いていても騒音や振動が階下に伝わりやすい場合は、吸音カーテンを利用しましょう。こちらも窓のサイズなどによりますが、数千円~、高くても数万円で購入できます。 また、吸音カーテンは遮光効果や断熱効果が高い製品も多いです。断熱効果が高いカーテンを使えば、光熱費の節約効果も高まります。