「私は許していない」中居正広と密室で2人きりにさせられ…週刊文春が“パイプ役”のフジテレビ幹部を直撃した
「相手が相手だから」弁護士探しは難航
だが、弁護士の選定は難航を極めた。彼女は知人に対し、次のように当時の苦労を明かしている。 「最初は芸能関係に詳しい弁護士さんにお願いしようとしたんだけど、“加害者”の名前を告げると『相手が相手だから……』って断られてしまった。彼と争えば、芸能界で仕事が取れなくなると考えたのかな。弁護士探しは本当に大変だった。結局、病院経由で知り合った女性支援団体の方が『この人だったら女性の味方をしてくれるから』と女性弁護士を紹介してくれました。『芸能界の力に屈しないから』って」 一時期、X子さんは警察に被害の申告を行うことを考えたという。
「当時の彼女は『警視庁に被害届を出せば、自身の名前が公になってしまうのではないか』と懸念し、被害届の提出を諦めたのです。その後、示談交渉が進められ、中居さんがX子に9000万円の解決金を支払うことで合意。一連の出来事を双方口外しないと守秘義務を約束し、それを破った場合には賠償責任を負う前提で示談を交わしました」(前出・X子さんの知人)
パイプ役となった“フジテレビ幹部”A氏を直撃
X子さんと中居のパイプ役となったA氏はいかなる人物なのか。 「ダウンタウンの松本さん、中居さんの2人に可愛がられていたA氏は、『まつもtoなかい』(現『だれかtoなかい』)を企画、立案。『ワイドナショー』も、かつてA氏が担当していた。彼は、女子アナや女性局員をタレントの“接待要員”として扱ってきた」(前出・フジ関係者) 渦中のA氏は何を語るのか。12月20日夜7時、忘年会に参加するため品川区内の居酒屋を訪れたところを直撃した。 ――「女性セブン」の記事はAさんのこと? 「いやいや」 ――中居さんとの飲み会の後、トラブルに? 「いーえ、わからないです」 ――X子さんは「Aさんから飲み会に誘われて断れなかった」と認識している。 「いえいえ。全然」 ――彼女は傷ついている。 「いえいえ、あの、間違ってる」 当時、X子さんが全てを打ち明け、相談を持ちかけていた人物が、別のフジ幹部B氏である。B氏を直撃すると「そんなの、僕がお答えすることないですよ。全然知らないです」と言い残し、逃げるように自宅に入った。 ◇◇◇ X子さんが言葉少なに語った悲痛な思い、フジテレビ社長への直撃、「週刊文春」の取材に対する中居側の“回答”とは。この記事の全文は、「 週刊文春 電子版 」で読むことができる。さらに、「週刊文春 電子版」では続報「 中居正広『9000万円女性トラブル』X子さんの訴えを握り潰した『フジテレビ幹部』 」も全文掲載している。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年1月2日・9日号