「私は許していない」中居正広と密室で2人きりにさせられ…週刊文春が“パイプ役”のフジテレビ幹部を直撃した
X子さんの1年半に及ぶ苦悶の日々
一体、両者の間で何が起こったのか。小誌の取材で浮き彫りになったのは、彼女の1年半に及ぶ苦悶の日々と、テレビ界に横たわる罪深き伝統の連鎖だった。 “事件”が起きた2023年6月当時、中居と面識があったX子さんは、テレビ関係者を含め、3、4回食事を共にしたことがあった。だが、両者には歴然とした立場の差が存在した。テレビ業界に身を置くX子さんにとって、芸能界の頂に君臨する中居の意思を拒否する選択肢はなかった。 X子さんの知人が打ち明ける。 「あの日、X子は中居さん、A氏を含めた大人数で食事をしようと誘われていました。多忙な日々に疲弊していた彼女は乗り気ではなかったのですが、『Aさんに言われたからには断れないよね』と、参加することにしたのです」 なぜなら、X子さんにとってA氏は仕事上の決定権を握る、いわば上位の立場にあった。そして、悪夢のような出来事が起こる。
直前で全員ドタキャン、密室で2人きりにさせられ……
「飲み会の直前になって彼女と中居さんを除く全員が、なんとドタキャン。結局、密室で2人きりにさせられ、意に沿わない性的行為を受けた。『A氏に仕組まれた』と感じた彼女は、翌日、女性を含む3名のフジ幹部に“被害”を訴えているのです」(同前) その頃、芸能関係者が利用するフジテレビ内の更衣室では、異様な光景が目撃されている。 「彼女が鍵のかかった個室に入った後、室内からすすり泣く声が漏れていた。人前では気丈に振る舞っていましたが、彼女のメンタルの不調は、誰が見ても明らかでした」(フジ関係者) その出来事は、次第にX子さんの心身を蝕んでいく。精神疾患の症状が出て、入院を余儀なくされるのだ。 そして7月、ある人物がX子さんが入院している病院を訪れる。 「A氏が『中居さんからです』と見舞い品を持参したのです。彼女は『受け取ったら許すことになる』と、毅然と突き返しました。また治療を続ける中で、中居さんに責任を取ってもらおうと考えたのです」(同前)