ホンダの売れ筋、販売好調な新型「フリード」ヒットの法則。新旧モデルを比較してわかった人気の理由
ほかにも新型フリードでは、電動で簡単に開閉できる「両側パワースライドドア」や、ドア下に⾜先をかざすとパワースライドドアが⾃動で開閉する「ハンズフリースライドドア(オプション)」なども装備。これらも先代モデルと同様で、依然として高い利便性を誇る。さらにフリード エアーのEXグレードとクロスターの6人乗り仕様には、リアクーラーを新設。暑い日でも、3列目までの後席をすばやく快適な温度にすることを可能とし、より快適性の向上も図られている。
■先進安全装備もアップデート 先進安全装備に関しては、先代フリードも先進の安全運転システム「ホンダ センシング」を全タイプに標準装備し、かなり充実していた。だが、日進月歩といえるこうした機能については、当然ながら新しいモデルのほうが進化している。 例えば、高速道路などで効果を発揮する「ACC(アダプティブクルーズコントロール)」。先行車がいない場合は設定した車速を自動で維持し、先行車がいる場合は自動で加減速し、適切な車間距離を保つシステムだ。先代フリードにも、この機能は装備していたが、対応速度は約30km/h以上で、それ以下の速度では機能が解除されていた。
一方、新型は、渋滞追従機能付きへと進化。これは、渋滞などで先行車が停止すると自車も自動で停止し、先行車が再び発進すると一定の操作で追従を再開する機能だ。これにより、渋滞時の疲労をより軽減し、快適性もさらにアップしたといえるだろう。 また、新型のホンダセンシングでは、壁などの障害物の見落としによる衝突回避・被害の軽減を支援する「近距離衝突軽減ブレーキ」も追加。渋滞路など車速65km/h以下で車線中央付近を走行するようステアリング操作を支援する「トラフィックジャムアシスト」、先行車や対向車を検知し、ハイ/ロービームを自動で切り替える「オートハイビーム」なども新しく採用され、安全支援機能はさらに向上している。
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