「スポーツ界にいるだけでは学べることは限られる」クライミング森秋彩 パン屋でアルバイト
日本山岳・スポーツクライミング協会は13日、2023シーズンで優秀な成績を収めた選手を表彰するJMSCA表彰式を都内で開催。スポーツクライミング部門では、ワールドカップにおいて史上初となるボルダー・リードの両方で年間王者に輝いた現役高校生の安楽宙斗選手(17)、安楽選手とともにパリ五輪の代表に内定している森秋彩選手(20)、スピード種目で日本記録を持つ大政涼選手(21)のほか10人が選ばれました。 【動画】“マイブームは圧力鍋とセカオワ”スポーツクライミングの新星•森秋彩の素顔 先日成人式だった森選手は「振り袖姿でジムに挨拶に行ったら、みんなにおめでとうと言われて温かみを感じた。自分の実力だけではなくて、環境を整えてくれる周りの人たちの支えもあるんだと実感した」とコメント。また、スポーツ界だけでは学べることは限られるという思いから、パン屋でアルバイトを始めたという森選手。一番好きなパンは塩パンとコッペパンだと笑顔で答えました。 3年連続で受賞した安楽選手は、去年を振り返り「昨シーズンは躍動した1年だった。少ない時間で何ができるかを考えて練習することで強くなれた」と語りました。またすでに代表内定を決めているパリ五輪に向けては「着実に大会を重ねてオリンピックに標準を合わせて金メダルを獲れたらいいなと思う」と意気込みました。座右の銘を聞かれると「座右の銘はないです。でも妥協せず一生懸命やってたら大体のことはかなうと思っています」と話しています。