アリランラーメンにスタミナラーメンも。千葉・埼玉・東京のわざわざ食べに行きたい「地域密着型ラーメン」3選
とろみのある肉餡とスープがからまった中太ちぢれ麺をすすり上げれば、醤油スープの滋味深い味と、肉餡の甘辛味が絶妙なバランスで口中に拡散されます。台湾ラーメンや担々麺とは違い、基本的には昔ながらの醤油ラーメンの優しい味わいで、塩味や辛味、甘みに偏りがなく、全体的にバランスが取れていて非常におだやかな味わいです。 さらに、ここでは「スタミナラーメン」だけでなく、ぜひ一緒に食べて欲しいものがあります。それは、ラーメン餃子セットにさらに付いてくる「半バラ丼」(バラ丼の半分の量)です。
そもそもバラ丼とは何かというと、スタミナ餡(辛挽肉餡)の肉を、ひき肉ではなく豚バラに変え、その餡をご飯にかけた丼のこと。これがめちゃくちゃ美味しい。甘辛くて、肉の旨みも染み出しており、ごはんとの相性が抜群! まさに飲むように食べられます。
●SHOP INFO 漫々亭 住:埼玉県さいたま市西区西遊馬343
千葉県『らーめん八平』の「アリランラーメン」
千葉県のソウルフードラーメンといえば、「勝浦タンタンメン」が有名ですよね。勝浦に行けば色々なお店で食べられますし、全国的な知名度も高いです。 しかし、千葉には竹岡式ラーメンを始め、他にも有名なラーメンがあります。その一つが「アリランラーメン」。 アリランラーメンは、1975年、千葉県の長生郡長柄町山根にある『八平の食堂』(本店)で発祥し、今でも、それが食べられるのは、本店『八平の食堂』と親族が経営する『らーめん八平』、それに市原市にある『味覚』の計3軒しかありません。まさに地域密着型ラーメンです。 本記事では、もっとも景色がいいと評判の『らーめん八平』をご紹介します。
取材陣が訪れた日は開店時間の11時前から約20人も行列しており、入店までにかかった時間はなんと1時間! さらに着席しても着丼までにさらに20分も待つことになりました。 ようやく登場した「アリランラーメン」は、濃い醤油色のスープ。そこに玉ネギがどっさりと入っており、すりおろしたニンニクやニラの強烈な香りもします。