「住宅地の山は崩れ、道路は濁流に」 “平成最悪の豪雨災害” 西日本豪雨から6年 土石流・浸水・河川氾濫が頻発 記録的大雨で150人以上が犠牲に あの日 広島で何が
広島市安芸区矢野東(7月7日午前) 上空からのリポート 「安芸区矢野東の上空です。道路自体に濁流が流れてきています。今、ご覧いただいているのは川ではなく道路です。しかし、濁流が、今、道路の上を勢いよく流れています。」 斜面に広がる住宅地では、消防隊の救助活動にも支障をきたすほどの濁流が、道路の上をあちこち流れ下っていました。 広島市安芸区瀬野(7月7日午前) 上空からのリポート 「まだかなりこの瀬野川の支流の勢い、流れが強くなっています。もう完全に橋の上の柵もなぎ倒してしまっている状況です。住民の姿も見られます。手に大きな荷物、そして小脇に子どもを抱えながら避難している住民の皆さんもいます。」 呉市天応(7月7日午前) 上空からのリポート 「呉市天応の上空です。土砂崩れで、濁流がこの天応まで押し寄せました。あ、完全に家が押しつぶされています。そして消防隊員でしょうか、レスキューの方が、今、中を捜索しています。上流の道路なんですが、完全に寸断されています。」「そして濁流が街一帯に広がって、街を飲み込むような形になっています。手前が海なんですけれども海までその濁流が流れ込んでいます。」 東広島市八本松(7月7日午前) 上空からのリポート 「ちょうど八本松の上空です。無数に土砂崩れが起きている様子がうかがえます。国道2号線は、流れ込んできた土砂のために車が立ち往生してしまっています。」 ■土石流にのみ込まれた街 直撃受けた住宅は完全に破壊され 坂町小屋浦(7月7日午前) 「谷沿いに土砂が一気に流れ込んできた様子がうかがえます。濁流に完全に飲み込まれてしまっています。木々やがれきが流れ着いて、どこが道で、どこが川だったのかわからないような状況です。」 坂町小屋浦(7月8日) 青山高治アナウンサー 「ちょっと言葉を失いますね。土砂がいろんなものにぶつかった感じとか、車の逆さまになっているところとか、いかにこの場所ですごい勢いで……土石流が落ちてきたのかというのがわかります。」