「住宅地の山は崩れ、道路は濁流に」 “平成最悪の豪雨災害” 西日本豪雨から6年 土石流・浸水・河川氾濫が頻発 記録的大雨で150人以上が犠牲に あの日 広島で何が
JR山陽線(東広島市河内町) 上空からのリポート 「JRの河内駅付近を現在カメラは捉えています。山陽線の線路をえぐり取るようにして、現在、土砂が流れ込んでいます」 コンビニエンスストア(7月8日安芸区矢野東) 記者リポート 「交通状況などの影響により、ほとんど物資が届いておりません。食料品を並べるこちらの棚には商品が置かれていません。」 呉中央桟橋ターミナル(7月9日) 広島と呉の間では、JRや道路の「陸路」が寸断したため、多くの人がフェリーなど船で移動しました。 尾道市役所(7月8日) 水道管などのインフラも被害を受けたため、各地で断水が発生しました。 【当時の様子】土石流・浸水・河川の氾濫が各地で頻発 大量の土砂や水にのみ込まれた街 道路も鉄道も寸断 ■大雨から一転“猛烈な暑さ”との闘いに 晴れた日に突然の避難指示も 中国地方で梅雨あけ発表(7月9日) 記者リポート(安佐北区口田南) 「きょう梅雨明けた広島市内ですが、このように厳しい暑さの中、住民たちが土砂の撤去を行っています。」 大雨から一転、被災地は連日35℃を超える猛烈な暑さが続き、今度は厳しすぎる暑さに見舞われました。 府中町(7月10日) 晴天の町に突然鳴り響いた防災無線のサイレン…。避難指示が出たことを伝える放送です。 園児を連れて避難 「みんな高い所で待っておいてね」 上空からのリポート 「榎川が決壊しています」 上流でたまっていた水が決壊、晴天の中で発生した土石流がふもとの街を襲いました。 福山市熊野町(7月11日) 避難を呼びかけるパトカー 「町民の方は速やかに高台に避難をしてください。身の安全を確保してください」 近くにあるため池が決壊するおそれがあるとして出された避難指示。西日本豪雨では大雨が降り止んだあとも、安心できない状況がしばらく続きました。 呉市安浦町 県内で土砂災害が発生した地点の数は1000か所を超え、土砂災害による犠牲者だけでも80人以上が犠牲となりました。
中国放送