「住宅地の山は崩れ、道路は濁流に」 “平成最悪の豪雨災害” 西日本豪雨から6年 土石流・浸水・河川氾濫が頻発 記録的大雨で150人以上が犠牲に あの日 広島で何が
気象庁「大雨特別警報」発表(7月6日午後7時40分) 「九州北部地方に加えて、広島県、岡山県、鳥取県に大雨特別警報を発表しました。これまでに経験したことがないような大雨となっています。」 ■平日夕方の帰宅時間帯を直撃 濁流に巻き込まれる車 広島市安芸区矢野町(7月6日午後7時40分ころ) 広島市と呉市を結ぶ県道34号線では、道路が一気に濁流となり、立ち往生した車が次々とのみこまれました。 安芸高田市甲田町(7月6日午後8時) 車に乗っている人 「あ、やばい、流された、あー」 「やばい、やばい、流された」 広島市安芸区矢野(7月6日午後8時半) 民家の軒先に取り付けてあった一台の防犯カメラは、濁流となった道路上を、車が次々と流されていく様子を記録していました。 広島市東区馬木(7月6日午後8時半) 記者リポート 「東区馬木の住宅街なんですけれども、これ住宅街の道路なんですが、上の方からいろんなものが流されてきて、道を完全にふさいでいます。消防隊の方もいらっしゃるんですが、もう目の前は、ご覧のように濁流になってまして、近づくことができません。」 広島市安佐北区口田南(7月6日午後9時半) 記者リポート 「安佐北区の口田南です。こちらの奥の住宅地の山が崩れたという情報が入っています。ご覧のように道路は濁流で冠水しています。」 広島市安佐北区深川(7月6日午後10時半) 記者リポート 「この先に深川小学校がありまして、そこが避難所となっているということですが、道路が完全に冠水しているためにですね、避難所に向かうことができません」 【当時の様子】土石流・浸水・河川の氾濫が各地で頻発 大量の土砂や水にのみ込まれた街 道路も鉄道も寸断 ■一夜明けて被害の詳細明らかに 上空からは目を疑う光景が 一夜あけて7月7日の朝、RCCの報道ヘリコプターが飛び立ちました。そこには目を疑うような甚大な被害を受けた街の光景が、県内のいたるところに広がっていました。