知られざるダイエット食材!?意外とすごい「油揚げ」の栄養とは
突然ですが、あなたは油揚げの栄養について考えたことはありますか? 「大豆製品だから体にいいの?」 【画像】知られざるダイエット食材!?意外とすごい「油揚げ」の栄養とは 「揚げているから、食べすぎはよくない?」 「味噌汁に少し入っているくらいだから、栄養を気にしたことがない」 実のところ油揚げは栄養が濃縮している食品ですから、栄養価はみなさんの想像以上かもしれません。 そこで今回は、油揚げの栄養について詳しく解説していきます。 ダイエット中に好まれる理由についてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
油揚げの栄養と効能
豆腐を薄く切ってから油で揚げた、油揚げ。 そんな油揚げの特筆すべき栄養素は、たんぱく質と脂質です。 どのくらい含まれるのか、順に見ていきましょう。 ●体作りに欠かせない「たんぱく質」 油揚げは「畑の肉」とも呼ばれる大豆から作られるので、たんぱく質が豊富です。 たんぱく質は、筋肉や肌、髪や爪など私たちの体のあらゆる部位に利用されている重要な栄養素です。 また大豆に含まれるたんぱく質には、次のような機能性があるとわかっています。 ・血中コレステロールの低下 ・血圧上昇の抑制 ・抗酸化作用 ・肥満防止 ちなみに油揚げ100g中には、23.4gのたんぱく質が含まれます。 油揚げは水分量が少ないため、100gあたりで換算すると豆腐のたんぱく質量(7.0g)よりも多いですよ。 ●細胞膜やホルモンの材料となる「脂質」 油揚げ100g中に含まれる脂質は34.4gと、たんぱく質よりも多いです。 脂質は摂りすぎると肥満や生活習慣病のもととなるため、ダイエット中の方や健康を意識している方に敬遠されがちな栄養素でもあります。 一方で脂質は重要なエネルギー源であるとともに、細胞膜を構成したり、ホルモンの材料になったりと健康を維持する上でさまざまな役割を担っています。 ゆえに食事から摂る脂質は、多すぎはもちろん少なすぎても健康によくないのです。 ●五大栄養素では何に分類される? 油揚げは「大豆・大豆製品」として、五大栄養素の中では「たんぱく質」に分類されます。 そもそも五大栄養素とは、体に必要な5つの栄養素である「炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル」のことです。 なお先ほど、油揚げにはたんぱく質と脂質が多く含まれるとお伝えしたため、五大栄養素の中でも「たんぱく質」だけではなく「脂質」にも分類されるのではないか、と思う方もいらっしゃるかもしれません。 参考までに「脂質」に分類される食品には、調理油やバター・マヨネーズなど油そのものや油を主体とした調味料がありますよ。