小中高生3人の母・山口もえが語る、夫・爆笑問題田中裕二の子育て「“ラスボス感”ゼロ。子どもに甘すぎるくらい」
――「いざという場面で叱るのはパパ」といったご家庭もあるようですが、田中家ではどうでしょう? 今のところ夫が「ラスボス」として登場する場面はないですね。私がいつも「3回同じことをしたら、ママは本気で怒るよ!」と言っているので、それが効いているのかもしれません。 むしろ夫は、子どもに対して甘すぎるくらい。先日も次女が学校に行く前の身支度中に「パパ、私、靴下履いてないの」と言っただけで「わかった!」って、部屋まで取りに行ってましたから(笑)。これはさすがに甘やかし過ぎだと思ったので「もう小学生だから、自分のことは自分でやらせてね」と伝えました。 ■「僕には家族がすべて」に感謝 ――山口さんと田中さんがお付き合いされていたころ、娘さんの誕生会を訪れた田中さんを娘さんが自然に「パパ」と呼んだことが結婚の決め手になったというインタビュー記事を拝見しました。田中さんの優しさは、幼い娘さんにも伝わったんですね。 なぜかはわからないんですが、あの時、娘がみんなの前で夫のことを「パパ」と呼んだんですよね……。当時から夫は子どもたちに誠意を持って接してくれましたし、その点は結婚して9年経つ今も変わりません。「僕にとっては家族がすべて。家族が幸せなら、僕も幸せなんだよ」と言葉で伝えてくれることに、心から感謝しています。 学校でも職場でも、外の世界に出ればいろいろなことがありますが、そこで頑張ったり戦ったりできるのは、家に戻れば心を一つにできる家族がいるから。家族全員が安心できる家庭を築きたいという思いは、夫も私も同じです。 (構成/木下昌子) ※後編<山口もえが振り返る子育てと仕事の両立「休んだらもうこの仕事ができなくなるかも、という不安や焦りがあった」>へ続く ◯山口もえ(やまぐち・もえ)/1977年、東京都出身。成城大学法学部法律学科卒業。幼少期よりクラシックバレエを習う。16歳のとき現在の事務所でダンスレッスンを受け始め、大学在学中に出演したドラッグストア「マツモトキヨシ」のCMで一躍人気者に。以後、バラエティー番組や情報番組、ドラマなどに多数出演。野菜ソムリエプロ、愛玩動物飼養管理士2級、ホリスティックビューティアドバイザーなどの資格も持つ。2015年にお笑いコンビ・爆笑問題の田中裕二さんと結婚。3児の母。
木下昌子