小中高生3人の母・山口もえが語る、夫・爆笑問題田中裕二の子育て「“ラスボス感”ゼロ。子どもに甘すぎるくらい」
小学生、中学生、高校生それぞれの予定を把握するのも一苦労なので、最近は長女が提案してくれたアプリで家族全員のスケジュールを管理しています。夫や私の仕事、子どもたちの部活、習い事、テスト、あとこの日はお弁当がいらないとか、この日は燃えないゴミの日だとかそういう細かい予定も全部入力しているんですが、すごく便利ですね。 ■子どもの成長はうれしいけれど…… ――子どもは、あっと言う間に成長しますよね。 そうですね。子どもたちの成長とともに、私の子育てに対する思いも、少しずつ変わってきました。以前は子どもが大きくなり、できなかったことがいつの間にかできるようになると、ただただうれしかったのですが、今はうれしい反面「まだ幼いままでいてほしかったな」という気持ちもあります。「あぁもうお魚も1人で食べられるようになっちゃった」「ひらがなも書けるようになっちゃった」って。 それに、子育ての悩みの中には時間が解決してくれるものがたくさんあることも、わかりました。長女が赤ちゃんのころ、離乳食を食べてくれずに悩んでいたら、先輩ママから「大丈夫よ、お腹がすけば食べるから」と言われたんです。今にして思えば、本当にその通り。あれこれ心配して頭がいっぱいになっていたころが、懐かしいですね。今は高校生の長女と一緒に買い物をしたり美味しいものを食べに行ったりするのがとにかく楽しくて。部活がない休みの日は、友だちよりも先に、私が娘を予約しています(笑)。 ■夫は「ラスボス」感ゼロです ――夫婦間で子育ての役割分担はありますか? 特に役割分担はありませんが、夫と息子は野球という共通の趣味を通じて、とてもいい関係を築いています。そもそも、息子が野球好きになったのは、夫の影響です。家族で沖縄を旅行したときも、夫と息子は2人でジャイアンツの那覇キャンプを見学しに行っていました。ジャイアンツの試合があった日は、「今日、打ったね」「うん、打ったね」なんてボソボソっと言葉を交わしたり、特にたくさん話をするわけではないんですが、仲は良いですね。