最優秀中継ぎ投手賞・島内颯太郎(広島カープ)あのガッツポーズの真実とチェンジアップの極意を語る
天谷宗一郎 さん ただ、ちょっと気になったのが、ガッツポーズのあと、笑っちゃっていますよね。 島内颯太郎 投手 あの…、ガッツポーズし慣れていなかったので、ガッツポーズするまではよかったんですけど、そこから「やばい。ここからどうすればいいんだろう」って。 天谷宗一郎 さん ベンチに帰るまでに…(笑) 島内颯太郎 投手 けっこう長いので、あの距離。そこはいつもどおり帽子かぶって… 石田充 アナウンサー 「ガッツ」といえば田村さんですけど、あのガッツポーズはどうですか? 田村友里 キャスター 決まっていました。そんな迷いがそのあとにあったとは知らなかったです(笑) 石田充 アナウンサー 天谷さんがもう1つ気になったことがあります。 天谷宗一郎 さん 9月以降、島内投手が3試合連続で登板した試合ですね。9月1日に2失点、3日に2失点、5日に3失点の3試合のあと、どうやって状態を上げていったのかなと? ファンの方も気になっていると思うんです。それが助言なのか、メンタルなのか、それともトレーニングで克服したのか。 島内颯太郎 投手 9月5日の3失点した試合の後に新井監督から監督室に呼ばれて、そこに(藤井彰人)ヘッドコーチもいたんですけど、黒田博樹 さん(球団アドバイザー)もいて、そのときに「1年間やっていたら、こういうときもあるし、野手にしろピッチャーにしろ、うまくいかないときがあるから、もう何も変えずにそのまま投げろ」っていうふうに言われたので、それがすごく、ぼくの中では残っていますし、そのあと、ちょっと登板が空いたってのもぼくの中では大きかったです。 天谷宗一郎 さん そのあと、しっかり切り替えて投げられた。今、話を聞いて、新井監督がいて、藤ヘッドがいて、黒田球団アドバイザーがいて、怒られると思わなかったんですか? 島内颯太郎 投手 怒られるとは思わなかったですけど、どういう顔をして、その場にいていいかわかんなかったので。ひたすらへこんでたので、このときは。