最優秀中継ぎ投手賞・島内颯太郎(広島カープ)あのガッツポーズの真実とチェンジアップの極意を語る
島内颯太郎 投手 これ、床田(寛樹)さんのあと、投げたんです。ランナーがいる状態で「火消し」で行ったんですけど。あまり、昨年から火消しが得意じゃなかったんですけど、ここでしっかりぼくの、自分のボールを投げ抜くことができたので、あの試合から流れが変わったかなと思います。 石田充 アナウンサー 1つの試合が自信になるんですね。 天谷宗一郎 さん 三振がほしいところでしっかり取り切れたっていうところも自分にとっては自信になりましたよね。 石田充 アナウンサー そして、タフな場面での登板が続いていくわけなんですが、夏場です。暑い、30℃を超える試合が多い中で15試合連続ホールド。さらにホールドを積み上げながら無失点のゲームを続けました。 島内颯太郎 投手 ここはあんまり、ぼくの中で意識はしてなかったんですけど、後々、知ったことなので。あまり…、何も思っていないです、これに関しては。 青山高治 キャスター 「タイトル、ことし行けるかも」とか思わなかったですか? 島内颯太郎 投手 いや、少しよぎりましたけど、はい(笑)。あまり周りに見せないように… 石田充 アナウンサー ほぼ毎日、誰かしらメディアが島内投手の練習終わりに声をかけるような雰囲気がこのあたりから続きました。 島内颯太郎 投手 そうですね。そういう話題もちょっと多かったので、自分の中で意識しないようにしていました。 石田充 アナウンサー そういった中でチームは優勝争いをしたりCS、タフな試合がありました。 天谷宗一郎 さん (島内投手が)ガッツポーズを初めて…、初めてではないかな。新井監督も言ったガッツポーズの試合がありました。あの試合は? ガッツポーズするイメージがなかったので。 8/15 ノーアウト・2塁3塁のピンチから無失点に抑える(阪神戦) 島内颯太郎 投手 ぼくもあそこまでのガッツポーズはたぶん、プロに入って初めてなんですけど。あの試合前に新井さんから「もう、ここからは負けられない試合が続くから」っていうミーティングがあったので、よりいっそう気持ちが入っていたというか、それで自然に出ました。