甲斐拓也 背番号“10”継承「グラウンド上ではキャッチャーというのは監督」阿部監督は「甲斐くんしかいない」絶大な信頼感
ソフトバンクから巨人へ移籍した甲斐拓也(32)が26日、都内で入団会見を行った。背番号は「10」に決まり、阿部慎之介監督(45)がかつて背負っていた番号を受け継いだ。吉村貞章編成本部長(61)は「阿部監督が現役時代つけてた10番を継承してもらうということですのでそれだけの最大限の評価と、あとはもう本当に最大限の評価以上に期待ですね」と語った。 背番号の重みを問われた甲斐は「グラウンド上ではキャッチャーというのは監督なんだとそれはもう阿部監督も現役のときから原(辰徳)さんにもそういうふうに言われて、阿部監督自身もそう思ってると、そういった役割があり、そういった司令塔としてしてもらいたいと、また背番号10番もそういった思いを受け継いでほしいとそういった言葉を直接いただいてですね、やっぱり僕からしたら、それはものすごく嬉しい言葉でもあり実際、重たい重くのしかかる言葉でもあるなというふうにも思いました」と話した。 阿部監督は巨人在籍の2001年から2019年まで背番号「10」を背負い、2000年のシドニーオリンピック™、2008年の北京オリンピック、そして、2009年、2013年と2度のWBCでも背番号「10」を身に着けて戦った。背番号「10」を送った阿部監督は「僕も思い入れのあるね、背番号でしたし、来ていただけるんだったらね、あの甲斐くんしかいないなっていうのは、思ってましたんで、実現して本当に嬉しく思います」とホッとした表情を見せた。 巨人の背番号「10」は球団創立の1935年から使用されており、最初につけたのが山本栄一郎氏、その後、1967年からは張本勲氏、1980年からはロイ・ホワイト氏、1988年からは“満塁男”と言われた駒田徳広氏など歴代レジェンド選手が使用していた。 甲斐は背番号「10」は28代目となり「野球選手である以上常に学ぶことというところが大事だと思いますし、それは何歳になっても変わらないことだと思ってます。やっぱり野球をたくさん勉強したいなと、挑戦し続けたいなというふうに思ってます」と32歳が更なる成長を誓った。