『米国の先行きに不透明感も日本がデフレから本格脱却する1年』 全銀協会長 年頭あいさつ
「一歩一歩を重ねて前向きな変化を確か何ものに」
全国銀行協会の福留朗裕会長は年頭のあいさつで、2025年は日本がデフレから本格的に脱却する1年になるとの期待感を示しました。 全国銀行協会・福留朗裕会長 昨年踏み出した一歩を、本年も一歩、また一歩と重ねていき、経済の前向きな変化を確かなものとしていくなかで、いよいよ我が国がデフレから本格的に脱却するんじゃないかというふうに期待しております」 福留会長は、今年の干支であるヘビが脱皮を繰り返して成長するため、再生や発展のシンボルだと述べたうえで、今年は柔軟かつ安定的な発展を実現してデフレから本格的に脱却する1年になるとの期待感を示しました。
「鬼が出るか蛇がでるか」第2次トランプ政権に懸念も
その一方で、今月発足する第2次トランプ政権でのアメリカ経済などの先行きが不透明だとして、「日本にとっては蛇年ではあるが、鬼が出るか蛇が出るかといった様相だ」と懸念も明らかにしました。 来賓としてあいさつした日本銀行の植田総裁も同様の懸念を述べたうえで、今月下旬の金融政策決定会合では、春闘の賃上げに向けた動きが追加利上げ判断のポイントになるとの考えをあらためて示しました。
テレビ朝日報道局