韓国ママの『エリート教育』がスゴい!小学生にして英語をコンプリート|VERY
前倒しが当たり前の英語学習
「韓国では、英語に関しては、小学校卒業時点で大学受験レベルを目指す、というママが多いのよ。中学以降はそれ以外の科目や課外活動で忙しくなるし、英語なら語学だから前倒ししても大丈夫だから」なんという用意周到さでしょうか。日本の小学生が中学受験勉強をしている時間をまるまる英語学習に注いでいる、くらいの時間のかけ方のよう。そうした成果からなのか、最近の調査では英語レベルの世界ランキングで韓国は49位に対して日本は87位(*EFEPI2023年結果より)。アジアで韓国は5位、日本は15位という結果に。それでも韓国ママたちは口を揃えて「受験のための英語は限界がある」と言います。 韓国では国内の企業でも英語ができることを強く求められるため、グローバルレベルの流暢な英語が必須。また、競争の激しい韓国国内ではなく、海外で活躍してほしいと願う人も多く、留学や海外の大学への進学という選択肢が身近にある印象です。どんな進路を歩んでいくにせよ、英語は絶対的にマスト。その強い覚悟は、どの韓国ママにも共通なようです。 Q.マレーシアにある英語塾が韓国人経営? 韓国国内なみのハイレベルな教育が日本人や中国人留学生にも大人気 最近では韓国のみならず中国や日本の留学生からも人気の在マレーシアの韓国人経営英語塾。韓国国内の塾と同程度のハイレベルな内容が支持される理由です。平日はインターに通う子たちが大半で、1回3時間×週2回。長期休暇は1日6時間(ランチタイム含む)を5日で1クールで、こちらは本文のようなバカンス組も多い。34週間くらい受ける子もザラにいて、英語への熱量の高さを思い知らされます。
今月の1枚 東京になくてクアラルンプールにあるもの。それがBACHA COFFEE(バシャコーヒー)です。パリのリッツにもあるセレブ御用達のカフェで、多彩なフレーバーコーヒーはもちろん、ケーキや食事も美味。ソウルにも最近オープンして大人気とか。 Profile マーサ斉藤 MARTHA SAITO 元雑誌編集者。中学受験から逃げるように息子とマレーシアへ移住。最近はK-MOMたちに触発されduolingoで韓国語を勉強中。教育系メディアfinditsにも参加。 イラスト/香川尚子 取材・文/マーサ斉藤 編集/水澤 薫 *VERY NAVY 10月号「新連載 子どもの頃から海外進出も視野に!?K-MOM流 グローバルエリートの育て方」より抜粋。 *掲載中の情報は誌面掲載時のものです。