韓国ママの『エリート教育』がスゴい!小学生にして英語をコンプリート|VERY
「子どもを海外で通用する人材に」という考えが一般的になってきた今日この頃、おとなり韓国では一歩進んでいるようで…。マレーシアへ教育移住したことで事情を知ることとなったエディター・マーサがK-MOM(=韓国ママ)の教育事情をリポートします。
韓国の英語学習事情
はじめまして。マーサ斉藤と申します。現在、小学生の息子とマレーシアにいます。ここは各国の母子留学の猛者たちが集まる場所。なかでも存在感を放っているのが、圧倒されるほどの教育熱心さとネットワークの強みを活かして、常に先端の情報を握っている韓国ママたち。しかも彼女たちは、それを惜しみなく他者にも教えてくれるという懐の深さまでも持ち合わせています。親しみやすくて情に厚く、そして教育への情熱がハンパない、それが韓国ママです。
ママはバカンス 子どもは塾?
そんな彼女たちから高い支持を得ている英語塾があります。韓国人が経営し、非英語圏の子どもに向けたメソッドでライティングを中心に教えてくれるという塾。現地のインターに通う韓国キッズはもちろん、夏や冬には韓国からやってきた子どもたちが特訓講習よろしく数週間通うのだとか。なんでも、韓国では長期休暇を利用してマレーシアやフィリピンなどの英語塾(韓国人経営)に子どもを行かせるのが人気といいます。 塾近くのコンドミニアムに滞在できるパッケージプランもあり、ママにはネイルやマッサージのオプション付き。特に冬は南国気分を味わいながら、子どもは日中は塾(午前9時から午後3時くらいまで。長い!)、ママたちはショッピングや観光、マッサージ、そして同じく韓国からやってきたママとお茶やランチを楽しむというバカンススタイルです。 「ママばっかり楽しんで、せっかくの休みなのに子どもたちがかわいそう」と思う方もいるでしょう。ノンノン、早合点してはいけません。韓国人のママ友のソヨン曰く「韓国にいたって休みの間はずっと塾。だったら暖かい国でリラックスした雰囲気で勉強して、少しでもお休みを楽しませてあげたいという親心もあるのよ。ここなら塾の後にプールで遊んだりもできるし」。なんて隙のないプラン……!この合理性とオンマ(韓国語で“ママ”の意)の子への愛情こそ、数々のドラマで見てきた韓国。驚く私をよそに、ソヨンはさらに続けます。