【週末J1まとめ】柏を打ち破った広島が30年ぶりの6連勝で首位との勝ち点差を縮める。上位陣は混戦に|Jリーグ
【国内サッカー ニュース】明治安田J1リーグは8月24日から8月25日にかけて第28節が開催された。今節は首位のFC町田ゼルビアが引き分けた中、2位のサンフレッチェ広島が勝って首位に肉薄している。
今節、浦和レッズと川崎フロンターレの試合が雨の影響で前半終了時点で中止となった中、上位陣には動きのある週末となった。 首位を走るFC町田ゼルビアは、敵地でアルビレックス新潟と対戦。試合開始前から強めの雨が降り続く中、町田は谷晃生が好守を連発すると、徐々にペースを引き寄せていく。 ただ、最後のところで新潟の粘り強い守備を崩し切ることができず。相手の攻撃をシャットアウトすることはできたが、そのままスコアレスで試合は終了し、勝ち点1を分け合う形となった。 首位が勝ち点を落としたことで差を縮めるチャンスが生まれた中、2位の広島はホームで柏レイソルと対戦。立ち上がりこそ押し込まれる時間があったが、38分に中野就斗が右サイドを駆け上がったところから、クロスのこぼれを逃さずにすぐさまシュートを放つとゴール左に決まり広島が先制に成功する。 リードを奪った広島は、後半も主導権を掌握。65分には左サイドのニアゾーンにうまく入った松本泰志がクロスを狙うと、これがクリアしようとしたDFに当たってゴールイン。大きな追加点が生まれた。2つの得点が余裕が生まれた広島は、その後もうまくゲームをコントロール。30年ぶりの6連勝で首位との勝ち点差を「2」に縮めている。 また、3位につけていた鹿島アントラーズが東京ヴェルディに敗れた中、代わって順位を上げたのがヴィッセル神戸だ。サガン鳥栖とホームで対戦した中、序盤から積極的な仕掛けを見せていくと、33分に武藤嘉紀の見事なクロスからファーサイドで宮代大聖が押し込みゴールを奪取。先手を奪うことに成功した。 これで勢いがさらについた神戸は、自陣でのボール奪取から素早い攻撃を見せると、最後は武藤のクロスを今度は佐々木大樹が頭で押し込み追加点。このリードを守り切った神戸が2-0で勝利を手にし、3位へと浮上している。 そのほか、上位につけるガンバ大阪はアビスパ福岡を相手に2-2のドローで4試合連続引き分けと足踏み。残留争いをしているチームでは、北海道コンサドーレ札幌と京都サンガF.C.が連勝を飾っている。 ■J1リーグ第28節 結果 G大阪 2-2 福岡 浦和 中止 川崎F 横浜FM 4-0 C大阪 湘南 0-1 名古屋 京都 3-0 FC東京 東京V 2-1 鹿島 広島 2-0 柏 新潟 0-0 町田 磐田 0-2 札幌 神戸 2-0 鳥栖