864馬力のV12をマニュアルで乗る贅沢「パガーニ ユートピア」は99台限定、4億円オーバーでも即完売のわけ
6年間にわたる開発
「ユートピア」の開発は2016年に始まり、6年の歳月と何千枚もの図面、10台の1:5モデル、風洞モデル、2台の1:1モックアップを経て、スーパースポーツカーやハイパースポーツカーセグメントにおける現在のトレンドのほとんどすべてを覆す「ユートピア」が完成した。私は2022年9月12日にミラノのテアトロリリコで行われたプレミアを生中継で体験することができたが、それから627日後、私は同じ車(プロトタイプ8)の前に立ち、ハンドルを握ることができた! パガーニブランドへの親近感とは裏腹に、私は懐疑的でもある。現代のスポーツカーで、純粋なアナログのドライビングエクスペリエンスを提供できるのは、まだごくわずかしかない。今日、「ユートピア」はそれを実現しなければならない! 私の旅は助手席から始まる。テストドライバーのアルベルトがドライブしてくれたので「ユートピア」のインテリアに慣れる時間ができた。大きな窓とルーフのガラスインサートのおかげで、コックピットは風通しがよく、「ゾンダ」の雰囲気を醸し出している。作りの良さと素材の選択は他の追随を許さない。アルミニウムのように見えるものは、実際にアルミニウム製である。例えば、ステアリングホイールは43kgのブロックから削り出される。この工程には28時間かかる。残るのは1.7kgのブランクで、これを手作業で何時間もかけて鏡面仕上げに磨き上げる。
マニュアルギアボックスの復活
全体として、「ユートピア777」はアルミニウムから削り出された部品を特徴としており、その中にはわずか500gのギアレバーも含まれている。これは「ユートピア」のハイライトだ。「ウアイラ」がシーケンシャルギアボックスのみの設定であったため、オラシオによれば、一部の顧客は「ウアイラ」の購入を断念したとのことだが、パガーニはそのルーツに立ち返り、99台限定の「ユートピア」に、リクエストに応じてマニュアルギアボックスを設定した。
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