ソフトバンクの電波を支えるエンジニア看板娘が、リアル旅での47都道府県制覇を目指していた
野球好きとしてはシーズンが終わってしまって寂しいのだが、福岡ソフトバンクホークスは強かった。惜しくも日本一は逃したものの、勝率6割5分というシーズン成績はお見事。 というわけで、今回訪れたのは同チームと同じくソフトバンクグループに属するソフトバンク株式会社。
ソフトバンク株式会社の本社オフィスは、そこから歩いてすぐの東京ポートシティ竹芝ビルに入っている。
フロアを覗くとーー。
では、ご登場いただきましょう。
こちらはネットワークエンジニアとして勤務する春日 輝(ひかる)さん。岐阜県羽島市で生まれ育ったという。 「新幹線の駅もありますが、私が住んでいたところは周りが田んぼだらけで、夏はカエルの鳴き声がうるさいぐらいです。あと、柿が名産なのであちこちに柿畑も。同級生には普通に柿農家の子供がいたりしました」。
ご家族のことも少し聞いてみた。 「母が大の犬好きで、実家で10匹ぐらい飼っているんです。買ったり引き取ったりしているうちに、どんどん増えていって。新しい子が入ったら私にも一応連絡が来ます」。
高校では演劇部に所属。勉強は二の次で演劇に没頭したという。 「一番印象的だったのは3年生の夏に行った公演です。自分たちで考えた創作劇で、私はメインキャスト3人の中の1人。家庭に事情があって悩みを抱えている子の役だったんですが、自分自身は親に感謝をしながら割と幸せに育って来たので、役作りにはすごく悩みました」。
その後、大学進学を機に上京。理工学部で情報システム工学を専攻する。 「ゼミでは情報通信ネットワークの研究をしていました。具体的にはルーターと呼ばれる機械と物理的な通信線で構成されるネットワークにおいて、グラフ理論という手法でそれぞれの線の使用率をグラフの中で均等にしていくという内容です」。 後述するが、現在の仕事内容とかなりリンクしているようだ。
ゼミのメンバーとも仲が良く、卒業旅行で伊豆コテージに泊まったのも楽しい思い出だ。 幼少期から長く中国に住んでいた日本人の先輩が、持参した謎のスパイスで鍋を作ってくれたという。