AIとの共創に真剣に向き合い実現していく年--アバナード・鈴木社長
2025年に向けたIT企業のトップメッセージや年頭所感を紹介する。 アバナード 代表取締役社長 鈴木淳一氏 2024年を振り返って、AIでお客さまのビジネスに新しい価値を創造し、業務変革の実現を支援させていただく多くの機会をいただきました。特にお客さまにおきましては、みずほ証券さまへの「MOAIチャット-Build on ChatGPT-」の導入支援や、第一三共グループさまの自社生成AIシステム「DS-GAI」の開発・導入支援事例が生まれました。また、地方創生への取り組みも加速し、大阪府河南町と地域のデジタル化・DX推進に関する包括連携協定の締結や、山形県酒田市と地域で活躍するDX人材の育成による産業振興等に関する連携協の締結なども実現できた1年でした。 そして、5月にフラグシップイベント「アバナードBeyond AI フォーラム 2024」を初めて開催し、当社のAIソリューションや事例などをご紹介するとともに、AIで継続的にビジネスを成長させるためのインサイトとヒントを紹介させていただきました。 また、社会貢献の取り組みとして、お茶の水女子大学の基金「国立大学法人お茶の水女子大学創立150周年記念募金(大学運営基金)」への寄附が評価され、紺綬褒章を受章したことも大変名誉なことでした。 さらに、19度目の「マイクロソフト グローバル SI パートナー オブ ザ イヤー」を受賞し、世界をリードするマイクロソフトエキスパートとしてその地位を強固なものとし、ビジネスは引き続き成長を遂げることができました。皆さまに心より感謝申し上げるとともに、日々お客さまと真摯(しんし)に向き合い、尽力している社員にも感謝致します。 2025年は、「Copilot」の浸透、AIエージェントの加速により、AIとの共創にこれまで以上に真剣に向き合い、実現していく年となるでしょう。労働人口が減少する中、業務改革・働き方改革の実現は喫緊です。AIトランスフォーメーションの実現は、大企業だけでなく多様なお客さまにとって大きな成長の機会となります。AIとの共創を通じて、新たな価値を創造し、持続可能な社会の実現に向けて前進していくことが求められます。当社は今後もビジネスにおけるあらゆる規模の課題を解決し、人とテクノロジーの可能性を引き出す優れたAIソリューションを提供していきます。 2025年に当社は日本オフィスを開設してから20周年を迎えます。これまでの感謝とともに、より一層お客さま、社会に貢献できるよう、社員一丸となって精進してまいります。