高校授業料の無償化を検討、自民・公明・維新が協議体新設へ…前原誠司氏「政策実現の第一歩だ」
自民、公明、日本維新の会の3党の政調会長は12日午前、国会内で会談し、維新が掲げる高校授業料の無償化などの実現に向け、協議体を新設することで合意した。今後3党の実務者が具体的な制度設計などを検討する。維新はこれを踏まえ、補正予算案に賛成する方針を決めた。
自民の小野寺政調会長は会談後、記者団に「私どもは少数与党なので、各党と議論が必要だ」と述べた。2025年度予算案の審議でも、維新の協力を得る狙いがある。維新側は協議体で、学校給食費の無償化や奨学金の返済免除も求める考えだ。前原誠司共同代表は同日、「我々の政策を実現するための第一歩だ」と記者団に強調した。