「流れに身を任せ」大鐘の音が古都に響く 京都・知恩院、大みそか控え除夜の鐘試し突き
京都市東山区の浄土宗総本山・知恩院で27日、大みそかを前に除夜の鐘の試し突きが行われ、一足早い荘厳な鐘の音が古都に鳴り響いた。 寛永13(1636)年に鋳造された大鐘は、方広寺や東大寺と並ぶ「日本三大梵鐘(ぼんしょう)」の一つとされる。直径約2・8メートル、高さ約3・3メートルで重さは約70トン。鐘をつるす大鐘楼は国の重要文化財だ。 多くの参拝者らが見守る中、「えーい、ひとーつ」「そーれ」のかけ声とともに開始。16人の僧侶が撞木(しゅもく)につないだ綱を引き、別の1人があおむけのまま体重をかけて鐘を打ち鳴らした。 初めて鐘を突いた知恩院法務部志納係の横井香奈師(46)は「初めは怖いかなと思ったが、流れに身を任せて打つことができた」と話した。 大みそかの31日は、午後10時40分ごろから鐘を突き始める。
【関連記事】
- 全部◎だけど…野球強豪校に次々落とされ 「横暴性が校風にあわない」とはじかれる 話の肖像画 元プロ野球選手・張本勲(84)<5>
- ぬれぎぬで甲子園の夢断たれ、死ぬ覚悟 「部長はこの野郎と思ったんじゃないでしょうか」 話の肖像画 元プロ野球選手・張本勲<7>
- 〝盟友〟王選手の756号を祝うスーパージャンプ! イチローが絶賛「めっちゃいい人」 話の肖像画 元プロ野球選手・張本勲<21>
- 三冠王・落合にも負けぬ 「世界で2人」の勲章 代打告げる監督のベルトをつかんで止める 話の肖像画 元プロ野球選手・張本勲<25>
- 3000安打達成とイチロ-への思い ガッツポーズの鉄則を破り、山口投手に謝罪する 話の肖像画 元プロ野球選手・張本勲<24>