侍ジャパン・清水達也、勝利締め「どんな状況でもゼロに抑えたい」勝ちパターンの一角の自覚
◇10日 「ラグザス presents 第3回 プレミア12」 強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024」 チェコ0―9日本(バンテリンドームナゴヤ) ◆中日・清水達也、松木平と勝利喜ぶ【写真】 侍ジャパンがプレミア12前の最後の実戦を勝利で飾った。 9点の大量リードを保って迎えた9回裏。ジャパンのユニホームを着た清水達也投手(中日)がベンチから出てくると、スタンド全体から大きな拍手が起こった。日本の勝利を締めくくるマウンドへ背番号50が歩みを進めた。 先頭のゼレンカに2ボールからの直球を右翼方向へ運ばれたが、この回から守備についた五十幡が好捕。続く打者に中前打を許し、暴投で二進。続く打者を落ちる球で空振り三振で2死にこぎ着けた。最後は中前打を打たれながらも中堅手・辰己の好送球でホームを狙った二走がタッチアウトでゲームセット。「日本のトップ選手たちの守備は本当にすごいなとあらためて感じました」と味方の好守備連発に感謝した。 3年連続で50試合以上に投げ、今季は自己最多の60試合に登板。シーズン最終戦が終わって3週間後から代表合宿が始まった。「十分休める期間もあった。しっかり調整して体調は万全」とシーズンの疲れをみじんも感じさせなかった。 同学年でジャパンのトップチーム初選出となった日本ハム・清宮は、早実時代に高校通算111本塁打を記録して7球団競合の末にドラフト1位でプロ入りした。高校日本代表としてともにU―18を戦って以来のチームメートとなり、「やっぱりうれしいですね。あくまで僕らは清宮世代。清宮君が輝いてこそ僕らの代が賞賛される」と侍ジャパンの一員としてともに今大会で活躍する未来を思い描く。 13日の大会初戦・オーストラリア戦前では最後となる実戦を終えた。「しっかりリードした状態でどんな状況でもゼロに抑えたい」。ジャパンの勝ちパターンの一角として、大会本番でも勝利を締めくくる。
中日スポーツ