逆転で箱根駅伝4連覇を果たした青学大の勝利メソッドとは?
一度も青学大の前を走ることができなかった東海大・両角速駅伝監督は、「この1年間、箱根以外は勝ったかなという感じはあったんですけど、箱根は別物。圧倒的な差を考えると、完敗かなと思いました」とこぼす。来季は最強世代が3年生になるが、「スピードにこだわるという基本方針は変えたくありません。このやり方で青学大に勝負を挑むなら、1万m28分30分切りを10人そろえていくようなかたちになると思うんですけど、それでも20km以上は簡単ではありません。『速さ』にプラスして『強さ』を身につけさせていくしかないと思います」と話した。 「陸上の本質を追い求めてきた」という原監督がレベルを引き上げた箱根駅伝。そこに東洋大と東海大も独自のメソッドで、王者アオガクを追いかけていく。新たなる“3強”の時代が幕を開けることになる──。 (文責・酒井政人/スポーツライター)