「責任取ってやめてください」自民党・森山幹事長 ついに「更迭要求」が党内からも噴出…責任を“丸投げ”した仰天発言の中身
10月27日の衆院選は、自民党が選挙前の247議席から50議席以上減らし191議席と大惨敗。同じく議席を減らした公明党の24議席と合わせても過半数の233議席を下回り、少数与党となった。与党が過半数を割り込むのは、民主党政権が誕生した2009年以来、15年ぶりのことである。 【写真あり】首班指名選挙で居眠りする石破首相 「自民党の敗北は、派閥パーティの裏金に端を発した『政治とカネ』が主な理由とみられています。かねて報じられてきた“裏金議員”らによるイメージダウンにとどめを刺したのが、投票日4日前の10月23日に『しんぶん赤旗』が『裏金非公認に2000万円 公認と同額 自民本部が政党助成金』の見出しで報じた『裏金議員非公認偽装』。支払いを差配したのは、自民党No.2の森山裕幹事長です」(政治担当記者) 自民党候補者の「討ち死に」が続々と伝えられるなか、森山幹事長は首回りに冷たい風が吹くのを感じたのか、党本部で記者団に「自民・公明両党で過半数を達成できなかったことは大変申し訳なく思っている」と頭を下げた。一方、進退については「できるだけ国政が混乱することなく、補正予算案や来年度予算案の編成に向けて微力を尽くしていきたい」と先手を打って続投の意欲を見せていた。 自民の敗戦からもうすぐ1カ月――。森山幹事長への風向きは、変わったのだろうか。 「小泉進次郎氏の選挙対策委員長辞任でガス抜きをしようという思惑だったのでしょうが、党内の『森山責任論』は鎮まるどころか噴火寸前です。森山幹事長の地元である自民党鹿児島県連は、11月17日に県選出の国会議員や県議が出席した『執行部役員・選挙対策常任委員合同会議』を開催しました。 挨拶に立った森山氏は『県民から厳しい審判をいただいたが、選挙は候補者が責任を持たなければいけない』と、『2000万円を支払ったことは勝敗に関係ない』と言わんばかりで出席者を驚かせました。まるで責任の丸投げです……。 また、読売新聞の報道によると、報道陣から県連会長としての責任を問われると『誰か後をやれる人がいれば別だが、選挙区でやっているのは私と(参院鹿児島選挙区の)野村(哲郎)さんだけだ』と述べたということです。県連会長を交代するつもりはさらさらないようです」(在京政治担当記者) この態度に業を煮やしたのだろうか、21日に山梨県で開かれた自民党の関東7都県連青年部・青年局の会合で、2000万円支給を問題視した自民党埼玉県連の青年局が、公然と森山氏の幹事長更迭を党本部に要求したことがわかっている。 敗戦の責任を“丸投げ”した森山幹事長に怒り沸騰の党内。だが、Xでも彼の更迭を求める声は強い。 《これは当然の要求だ》 《責任取って辞めて下さい!》 《地方組織から愛想をつかされるような人達》 「辞任やむなし」の声が殺到している幹事長。外堀は埋まりつつあるようだ……。