高畑裕太容疑者が逮捕 母・高畑淳子さんが会見(全文1)危うさは感じてた
俳優の高畑裕太容疑者が強姦(ごうかん)致傷容疑で逮捕されたことを受け、母・高畑淳子さんが26日午前9時から、都内のホテルで記者会見を行った。 【中継録画】高畑裕太容疑者が逮捕 母・高畑淳子さんが会見し謝罪 高畑容疑者は、日本テレビ系「24時間テレビ 愛は地球を救う」でパーソナリティの一人を務める予定だったのをはじめ、ドラマやバラエティー番組などで幅広く活躍していた。母・敦子さんが出演中のNHK大河ドラマ「真田丸」では親子共演の予定があったが、今回の事件でお蔵入りになった。 報道によると、高畑容疑者は23日未明、映画撮影のために宿泊していた群馬県前橋市のホテルで女性従業員に性的暴行をし、けがをさせた疑いが持たれている。
容疑者の母・高畑淳子さんからあいさつ
司会:本日はお忙しい中お集まりいただきまして、皆さまには大変なご迷惑をお掛けいたしております。これより高畑淳子さんの会見を始めさせていただきます。初めにご本人より報道の皆さまへごあいさつがございまして、そのあと皆さまのご質問にお答えさせていただきます。ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。それでは高畑淳子さんにお入りいただきます。よろしくお願いいたします。 高畑:このたびは大変なご迷惑をお掛けいたしました。大変なことをしてしまいました。本当に申し訳ありません。心よりおわび申し上げます。被害に遭われた女性の方、息子がお受けしていたお仕事へのキャンセル、撮り直し、どんなに言葉を重ねてもおわびの言葉が見つかりません。今日に至るまでご報告が遅れましたのも諸事情ございましたけれど、きのうやっと15分ではありますが、本人に会えましたし、前日にも弁護士さんにも会えましたので、今お答えできる限りのことを皆さまの前に立たねばと思い、このような場を設けていただきました。本当に申し訳ございません。 司会:それでは報道の皆さまのご質問をお受けしたく思います。ご質問のある方は挙手にてお知らせください。それでは、真ん中の方。
事件を知ったときと面会時の会話について
フジテレビ:『とくダネ!』の平野と申します。高畑さん、お疲れのところありがとうございます。まず、息子さんのその事件を聞かれたときの思い、そしてきのう面会されて息子さんとどんな話をしたのか、どんな表情だったのか教えていただけますか。 高畑:初めてこのことを聞きましたのは、確か8月23日、仕事が終わった3時ぐらいだったと思います。仕事のあと、やらなければいけないことがあったので、そこに向かう途中、事務所に寄ってくれというので、どうしてと聞いたら、とにかく来てくれというので、それでは分からないので詳しいことをと言ったら、裕太くんが前橋署に逮捕されましたと初めて聞きました。 それから、どういうことなのだろうと思っていたのですが、私は初めてこういうことに際して世の中のルールを知った次第ですが、ずっと本人にも会えず誰にも会えないので、何が起こっているかということは皆さんがテレビに報道なさることを聞くしか方法がないという時間がずっと続きました。その間にも報道の方もいらっしゃったので、お答えしなければいけなかったのかもしれませんけど、何が起こってるのか分からない時点で、2日間はずっとそういうものを見る時間が続きました。 そして、きのうの前日、おとといにやっと弁護士さんと会えて、逮捕された直後の裕太の供述というのを聞きました。きのうは、接見時間というのがあったのですが、これも初めて知ったことですが、接見というのは事件のことを一切話してはいけない、そうすると接見時間が終わってしまうということで、まずは3人で1組になって、1日1組しか会えないということで、15分ありますので、まずはご迷惑を掛けたお仕事がどのような状態になっているか、どんなにたくさんの方があなたの代わりをして、撮影の撮り直し、そのことをまず本人に伝えなければいけないということで、それでもうほとんど10分は終わり、本人もただ泣いてすいません、すいませんを繰り返すばかりで、私たちも初めて顔を見たので掛けた言葉もよく覚えていませんが、ちゃんと自分のしたことは分かってるよねって言ったら、申し訳ない、申し訳ない、しかなかったと記憶しています。 フジテレビ:高畑さんご自身は、その事件のことを聞かれてどんな思いを抱かれたんでしょう。 高畑:なんのことか、よく最初は正直分からなかったです。 フジテレビ:これまでも不祥事を起こしたら私に仕事がなくなると、私から仕事を取らないでというようなことをおっしゃったように伝えられているんですけれども、それはどういうときにどういうお気持ちで裕太容疑者に話した言葉だったんでしょう。 高畑:私どものように、皆さまの目に触れる機会が多い人間がいけないことをすると、お互い刺し違えて死ぬぐらいの覚悟でやらなければいけない仕事だと。それは仕事を取らないでイコールやってはいけないことをやってしまうと、本当刺し違えて死のうねっていうのが合言葉のように、そういうことが分かってもらえるならというつもりで言った言葉ではありますけれど、それがどう彼に響いていたのかはちょっと分からないです。 フジテレビ:つまりそれはやってはいけないことをやるかもしれないという危うさが母親としてあったということですか。 高畑:それは思春期とかそういう時代を、そうですね、あったかもしれないですね。 フジテレビ:具体的には何か、母親として普段感じてた危うさというのはあったんでしょうか。 高畑:危なっかしいと思っていました。 フジテレビ:具体的に何かあったんでしょうか。 高畑:日常生活がきちんと、例えば仕事の前にきちんと寝るとか、そういうことを見ていると、そうですね、不安な要素はありました。 フジテレビ:それはいつごろからだったんですか。 高畑:小さいころからあったように思います。 司会:では次の方、お願いします。