大気非常に不安定 今週は厳しい暑さと夕立繰り返す 山はとくに雷雨注意
きょう(月)午後も、関東から西の地域は猛烈な暑さが続く見込み。また、大気の状態が非常に不安定となるため、今夜にかけて天気の急変や落雷、竜巻などの突風、道路の冠水、川の急な増水などに注意・警戒が必要だ。あす6日(火)以降も、強烈に蒸し暑い状態とあやふやな天気が続くため、引き続き体調管理などに注意が必要となる。
猛暑と天気急変
東・西日本は朝から気温が高く、九州北部を中心に高温地点が目立ってきている。午後は、近畿や関東の内陸でも、35℃以上の猛暑日となる見込み。8月に入り全国200地点以上で猛暑日をカウントし、きのう(日)はついに300地点の大台に乗った。きょう(月)の猛暑日地点数はきのうより少なくなるが、35℃未満でもかなり蒸し暑い所が多い見込み。引き続き、熱中症対策を緩めないようにしたい。
気温の上昇や湿った空気の影響で、きょう(月)午後も東北から九州にかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込み。きのうと同様、山沿いや内陸を中心に雷雲が急発達して、天気が急変するおそれがある。雨は局地的とはいえ、激しく降る場所では一気に道路が冠水したり、川が増水するおそれがある。土砂災害にも注意・警戒が必要だ。
連日の雷雨
あす(火)から週末にかけても、全国的に蒸し暑さと不安定な天気が続く見込み。東・西日本を中心に朝晩も気温が下がりにくく、昼はうだるような暑さが続くので、体調管理に注意が必要となる。また、晴れ間が広がっても、連日のように雷雨となる地域がありそうだ。夏休み期間ということで、土地勘がない場所に行くような場合は、とくに空模様や周囲の状況変化に注意するようにしたい。 (気象予報士・高橋和也)