選手村でのお互いの第一印象は「かわいくて美人」「目がすごい」 太田りゆと田中佑美が明かすパリ五輪閉会式のカオスの舞台裏
――選手たちはみんな記念撮影をしていましたが、しましたか。 太田 自転車競技の日本チームの人たちと集まって撮影しました。あまり他の競技の選手たちとの交流は少なかったかなと思います。あの場で他の選手に声をかける勇気はなかなか出ないよね。 田中 私は......(笑)。 太田 出たの? 田中 閉会式の前はサブグラウンドで自由に過ごす時間が長かったんですよ。陸上は人数が多いのもあって、結構散らばっていて、気がついたら陸上の人たちとはぐれてしまったんです。だから「われらはぐれジャパン」と言いながらそんな人が集まって後ろのほうでちまちましていました。 太田 確かにみんな点々としていましたね。その意味では私たちも「はぐれジャパン」だったかも。 田中 入場の順番もわからなくて、「エクスキューズ・ミー」と言いながらいろんな国の人を抜かしていったら、途中で同じく「はぐれジャパン」のブレイキンの選手たちを見つけて、合流して、「はぐれジャパン」が大きくなっていきました。 対談 後編に続く>> 【Profile】太田りゆ(おおた・りゆ)1994年8月17日生まれ、埼玉県出身。中学・高校と陸上競技の中距離選手として活躍し、大学時に競輪学校の試験を受けて合格。2016年に入学すると在学中にナショナルチームから声がかかり、2017年2月のアジア選手権大会のチームスプリントに出場し3位となる。その後も数々の国際大会に出場して結果を残し、2022年、2023年のアジア選手権女子スプリントで連覇を達成。パリ五輪では女子ケイリン日本勢歴代最高の9位となった。ガールズケイリンでも活躍し、いくつかのビッグレースで決勝を走るなど、屈指の実力を誇っている。 田中佑美(たなか・ゆみ)1998年12月15日生まれ、大阪府出身。中学から100mハードルを始め、関西大学第一高校ではインターハイを連覇し、第9回世界ユース選手権に日本代表として出場する。立命館大学では関西インカレ4連覇、2019年には日本インカレ優勝。2021年4月より富士通に所属し、2022年の日本選手権で3位、2023年世界選手権(ブダペスト)日本代表、2023年のアジア大会で銅メダルを獲得する。パリ五輪では準決勝に進出。
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