「衝撃すぎる」首位チーム指揮官の電撃退陣発表にファン絶句… 初優勝狙う浦安歴“17年”小宮山友祐監督が今季限りで退任へ|フットサル
バルドラール浦安は12月10日、小宮山友祐監督が今シーズンをもって退任することを発表した。 【映像】小宮山友祐監督が“語り尽くす”浦安・首位独走の理由
「クラブを前進させるため」5年目での退任を決意
小宮山監督は、2007年のFリーグ開幕から2016年まで浦安一筋でプレーし、長年フットサル日本代表で“闘将”として活躍した、レジェンドの一人だ。 2016-2017シーズンに現役引退後は指導者の道に進み、2020年に浦安のトップチーム監督に就任。『強い浦安の復活』を指針に、選手時代と変わらない“熱さ”でチームを率いてきた。 就任1年目の2020-2021シーズンはリーグ戦8位、2年目は7位と中位が続いたものの、3年目の2022-2023シーズンには、8年ぶりのリーグ戦ベスト3に。2023-2024シーズンにはオーシャンカップで準優勝し、“タイトル獲得”に向け前進してきた。 そして5年目を迎える今シーズンは開幕5連勝でスタートダッシュを切り、18試合で14勝2分2敗の好成績を収め、単独首位を維持している。 退任の決断について小宮山監督は、「どんな結果であろうとも今シーズンで最後にすると決めていた」と明かし、その理由として「チームとしての成熟度はこの5年間でとても高まった。反面、慣れが生じて新たな刺激や変化を多くもたらすことは難しくなって来た」と葛藤をつづった。 優勝争いの最中での突然の発表にSNSでは驚きの声も集まるなか、ファン・サポーターからは「一生に一回の最高のシーズンにしよう!」「是が非でもタイトルを!」と激励のコメントも殺到した。 なお、退任後については「何も決まっていません。というよりFリーグタイトルを獲ること以外、何も考えていません」とし、「レギュラーシーズン残り4試合。ファイナルシーズン5試合。あと9試合。全力で駆け抜けます。引き続きバルドラール浦安への応援をよろしくお願いいたします」と熱いメッセージで締め括った。
小宮山友祐監督コメント全文
■小宮山友祐 監督 退任のお知らせ(バルドラール浦安公式HPより) いつもバルドラール浦安をご声援いただき、誠にありがとうございます。 この度、バルドラール浦安プリメーロの小宮山友祐監督が2024-2025シーズンをもちまして退任することをお知らせいたします。 なお後任につきましては決定次第お知らせいたします。 引き続き、バルドラール浦安へのご声援を、よろしくお願い申し上げます。 ■小宮山友祐監督コメント 「今シーズンをもちまして監督を退任することとなりました。 5年もの長きに渡り監督として私を信頼し、チームを任せて下さった塩谷代表をはじめ、チームスタッフ、クラブスタッフ、ファンサポーターの皆様、スポンサーの皆様、浦安市の皆様、関係各所の皆様へ厚く御礼を申し上げます。そして、何よりこの5年間、私と一緒に戦ってくれた全選手たちに心から感謝しています。 私は選手たちに恵まれていました。 人間性が素晴らしく、向上心を持った多くの選手たちに囲まれ、日々を過ごしていくなかで彼らを成長させ、チームを強くしタイトルを獲りたいと強く想いここまで取り組んできました。私とともに5年間を歩んだ選手もいれば、途中で移籍、引退を決意した選手もいました。どんな期間でも一緒に過ごした全選手たちに感謝の気持ちしかありません。 チームを率いるにあたり、3年が一つのサイクルだと考えていました。そんななか、5年間監督を務めさせていただき、たくさんのものを積み重ねることができました。チームとしての成熟度はこの5年間でとても高まったと感じています。ただ、その反面、慣れが生じてきてしまい新たな刺激や変化を多くもたらすことは難しくなってきたのも事実です。このまま私が監督を続けていくことがチーム・クラブにとって最善のことなのかと考えた時に新たな指導者へのバトンタッチがこのチーム・クラブを前進させることだと思い決断しました。 『強い浦安の復活』を就任時に掲げた私の指針は、フットサルで結果を出し、チームが強くなることはもちろんのことですが人間的にも強く、タフな選手、誰からも憧れられる選手になってほしいという思いが強かったです。選手でいる以上、常に向上心をもって取り組んでほしい。どんな時もチームで結果を出し、代表を目指してほしいと伝えてきました。時に厳しい要求をし、厳しい言葉を投げ掛けたこともありました。それは本気で向き合っているからこそであり、甘く妥協をさせることはなかったです。その都度、全力で応えてくれたり、急激に変化、成長していく選手たちを間近で見るのが本当に楽しかったですし、指導者としてやり甲斐を感じました。 『監督は選手を選ぶことが出来るが、選手は監督を選ぶことが出来ない』常に私の頭のなかにあった言葉です。だからこそ、選手たちに関して日々誠実に責任と覚悟を持って取り組んできました。選手とともに私も指導者としてかけがえのない時間を過ごせました。 リーグ戦1位のこのタイミングでの発表とはなりましたが、監督退任は今シーズンが始まる前から、どんな結果であろうとも今シーズンで最後にすると決めていたことです。どのシーズンも全身全霊をかけて取り組んで来ましたが、やはり今シーズンはより特別な想いで取り組んできました。今後のことはまだ何も決まっていません。というよりFリーグタイトルを獲ること以外、何も考えていません。悲願のFリーグタイトルを獲得すること。それだけを考えています。 レギュラーシーズン残り4試合。ファイナルシーズン5試合。あと9試合。全力で駆け抜けます。そしてバルドラール浦安にかかわるすべての皆さんと一緒に最高の瞬間を迎えられるように、これまでと変わらず積み重ねていきます。引き続きバルドラール浦安への応援をよろしくお願いいたします」