20歳の娘が離婚を勧める「対外的には理想の家族」自転車事故から暴かれた驚愕の真実
翌日は「別の女性」と…
1日目は、実質、空振りだったので、真穂さんに相談。夫が「飲食店組合の飲み会だ」と言っている日曜日に調査に入ることにしました。 夕方に家から出てきた夫は、店に行かず、地下鉄に乗り銀座駅で下車。高級ショッピングモールで、10万円程度のブレスレットを購入した後、落ち着いた喫茶店へ。建築系の本を読んでいると、40代前半と思しき背が高い女性が来て、夫の背後から肩を揉みます。 夫は「わ、驚いた!」と言いながら白い歯がこぼれるような美しい笑顔を見せています。女性も嬉しそうな顔をして、正面に座り、コーヒーを注文。女性はどことなく真穂さんに似ているマニッシュな雰囲気です。 女性は店舗デザインや建築関係の知識があるらしく、「私が勧めた本、読んでくれていたんだ」と話し、「腕、大変だったね。途中で帰っちゃってごめんね」と話していました。2人の会話から、夫は女性と広告代理店時代に出会っている。女性は店舗のコンサル業をしており、ソムリエの資格も持っている。夫の店のプランは女性の協力によるものも大きく、共同経営者的な扱いで、尊重していることがわかりました。
「自転車事故」の現場近くに住んでいた
女性の自宅マンションは、夫がケガをしたエリアの近くにある。そして、女性には夜勤の仕事をしているパートナーがおり、彼が仕事に出ている間、夫を自宅に招いているのではないかということが、やりとりからわかりました。 17時50分になると、「そろそろ行かなくちゃ」と2人は近くにある予約困難な高級寿司店に入っていき、20時30分に出てきました。夫は相当飲んでいるようで、足元がフラフラしています。自宅から遠い銀座で、知り合いがいないと踏んだのでしょう。女性を抱き寄せてキスしています。女性も、夫の顔を両手で挟み、「キスは目を見てからしてね」と改めて自分からキス。人通りがない路地裏とはいえ、大胆な行動です。 女性の手には、夫が買った高級ジュエリー店のブレスレットの袋がありました。 タクシーでラブホテル街があるエリアに移動し、手を繋いでホテルに入り、女性が一番安い部屋のボタンを押します。夫は「早く一緒に住めるといいな」と女性の肩に、右腕を回していました。夫も離婚の意思はあるようです。 2時間後に出てきた2人は、別れを惜しむように、終電までの30分間、近くの居酒屋で飲み、店員さんからの死角になりそうなところでキスをしていました。そして、電車の中でも密着し、夫が先に電車を降りる時は、今生の別れのような表情を浮かべていたのです。女性は、夫が転倒した地点からすぐのマンションに入っていきました。