「払えない…」上がり続ける修繕費に愕然。「こんなことなら前の方が…」漏れる本音が切実すぎる。夢のタワマンの悲惨な現実。
タワマンは成功者の証だ。さまざまな問題が囁かれる今もなお乱立し、人々の夢として存在している。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。 「東京にいるとタワマンの多さに驚きます。大手のディベロッパーたちはまだまだそこに需要を感じているのでしょうね。先日も南青山でそびえ立つ大きなタワマンを目にしたばかり。こちらも入居が始まったばかりのようでした」。 わかりやすい夢とも言えるタワマン。しかし、その内情は幸せばかりではない。 「タワマンは低層階と高層階で住んでいるいわば人種が異なります。高層階に住まうのは本当の富裕層や中国人。低層階は必死で手に入れた勢が中心だからこそ分断が生まれやすい。さらに大きな問題となるのが修繕費。すべての住居から徴収し、どう使うのかが問われますが、管理組合がしっかりとしていなければ成り立ちません。当然、払うことを渋る人もいるそうで…。私のところには管理組合の会長さんなんかが相談にしばしば訪れます」。 今回はそんなタワマンの修繕費にまつわる苦悩をお届けする。 -------------------------------------------------------------------------------------
杉原浩介さん(仮名・43歳)は、都内の大手企業に勤めている。世間から見ればまさに成功者の1人だ。 「とはいえ、幼少期は貧乏で今のような華やかな世界に足を踏み入れたのは大学以降。自分でも不思議に思うことがあります。タワマンに住むことになるなんて」。 浩介さんはそこにはあまり思いれはなかった。どうしても!と言ったのは妻の方だった。 「会社の上司からの紹介で出会った女性で当初はすごく可愛らしい人だったけれど、今では正直鬼のように見えることもあります。学歴とかエリートとかそういうものに対する欲がかなり深いタイプだと結婚してから気がつきました。」。 結婚したのは浩介さんが35歳。妻が29歳のときだった。 「私のことを有料物件と判断したのでしょう。女性にモテるなんてあんまりなかったから浮かれていた自分が恥ずかしい。とはいえ、最初はそこそこ幸せに暮らしていたんです。すぐに子供が2人生まれて、この子達を幸せにしたい!と仕事もやる気に満ち溢れてました」。 運命の歯車が狂い始めたのはタワマン購入、そして小学校受験を選んでからだ。 「マンションを購入したのはコロナ前です。江東区のよく知られた場所のマンションを購入しました。大手勤めですし、ローン審査は難なくクリア。とはいえ、私自身は強い思い入れがあるわけではなったですし、ほぼ専業の妻が日々を過ごす場所になると考え、彼女主導でチョイスした物件です」。 友人界隈にも相談していろいろ情報を集めたが最終的には妻がいいと言ったマンションに決めたそう。 「住み始めた当初はやっぱり優越感に浸っていました。さすがに高層階には手が伸びず、低層階でしたがそれでも何というか夢を叶えた感覚でした」。 しかし、幸せは長くは続かなかったと話す。
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